2006年7月27日(木曜日)
Story of flail
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フレイル35期
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散逸するクシナの13神武具。 イカルは「聖武具はしかるべきときに集うもの」「天命を信じて待つ」とみずからにも言い聞かせるようにつぶやく。 さて、マゴメルの姫君オオルリは、将軍家長子レイヴンと婚約が整った今も、かつてのいいなずけアトリ王子を忘れられずにいる。しかし、母ハズクは将軍夫人モタキッラ、王妃エムベリーザどちらともと親交を密にしてゆくのだった。姫のあどけなき恋心があきらめぬ決心に変わっていることも知らずに。破談を忘れたようにふるまう王子の女神の罰をもおそれぬ覚悟も知らずに。 そんな折、ハギマシコ焼の運搬人を立派に務め、やっと心改めたと人々を安堵させたタゲリの大失敗の報が都に届く。
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Story of flail
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フレイル34期
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修行して身につけたオノレの力で神剣を奪還したのではなく、女神に“選ばれた”ことに思い悩むロビン。 本懐や美学に心をとらわれ道を見失うなと助言するテッケイは、オオジュリン姫暗殺を企てた6代目ウトウヤスカタに思いを馳せていた。 将軍家末子ロビンが神剣を得たことを鑑み、アトリ王子は改めて13神武具の捜索に力を入れ始めるが、驚くべき事実が発覚する。剣豪バン・トウネンが保管していたはずの神剣“水薙”が失われていたのだ。 今明らかにあるは、核となる“告天子”の他は“叢雲”“月太蘭”“姫七宝”のみ。要請を受けたチョウゲンボウはギンガ寺院内の探索に乗り出すが……
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Story of flail
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フレイル33期
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クシナ神の加護ありて、ロビンは道場の看板と神剣“姫七宝”を取り戻した。 そして、神剣はロビンを使い手として選んだ。ひとりではなしえなかったことだった。手をさしのべ道を示した者たち……かげながら見守ったキンケイびと……たくさんの同胞の存在をかみしめるロビンであったが…… 一方、影武者姫が守る王宮・姫の離れには、諸侯の若君たちからささげられた貢ぎ物が山をなしていた。求婚者たちに眼もくれない姫の態度にやきもきしながらも気分が高揚する王妃。しかし、アウル宰相のもとにはオーストン公爵家の不穏な情報がもたらされる。
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Story of St.Gems
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セイント・ジェムス37期
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エンジェライトは、古き名前を思い出していた。忘れ去られていた名前。 忘れ去られていた種族。謎多き国の謎が少しずつあきらかになろうとしていた。 あるじのいないアポフィライト邸。熱に苦しむラブラドライトの前に現れたのは、インカローズの姿を持った魔物。ラブラドライトは忽然と姿を消し、邸付近を通りかかったアンバーは悪寒を感じ意識を失う。王女を救ったのは、ベリルが持たせたお守りだった。 王国の危機とも言える事件が続く中、王妃コーラルはただ、感謝したくない、頭を下げたくない、という自尊心のみに固執しているのだった。
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Story of St.Gems
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セイント・ジェムス36期
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ラブラドライトとささいな事から喧嘩をしたアポフィライトは屋敷を飛び出してしまう。行く当てはマラカイトの小屋以外ない。彼は、再び丘の上に逗留することとなる。 ノームの村では、ジルコンが『勇者の闘い』に臨む。一族の戦士5人に勝ち抜き、自らの正義を示した時、森に身を隠していたジャスパーは打ち壊された遺跡を発見する。 遺跡の中で彼が見たものとは? そして、トパーズが白猫草の原で再会したのは?
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Story of St.Gems
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セイント・ジェムス35期
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カーネリアンの命日。王都教会では盛大な式典が行われ、人々は偉大な司祭の思い出を胸に呼び起こしていた。しかし、養い子であったトパーズ司祭は式典を欠席し向かったのはクロサイト。カーネリアンの墓前でカーネリアンに導かれるようにおとうと弟子にあたるジンカイトと出会う。 一族の総意を阻止できそうにないと悟ったジルコンは、ひそかに牢を破りジャスパーを森へと逃がす。 アポフィライト邸にはラブラドライトの誕生日を祝うため青年たちが集っていた。アポフィライトはラブラドライトと庭に種をまいた。どんな花が咲くのか語り合いながら。
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Story of St.Gems
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セイント・ジェムス34期
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サンストーン古美術店のあるじセラフィナイトが王都に戻り、長らく閉まったままだった店の扉が開いた。興味を引かれ店内に足を踏み入れたアイオライトは、珍しい品々や豊富な書籍、そして店主の風変わりな気前よさに驚くのだった。 ノームの村では、目を覚まさない長老の回復のため、精霊にいけにえを捧げる相談がなされ、ジャスパーの命に危機が迫っていた。 その頃、王都から離れたとある場所に、司祭のトパーズは小石と小枝を並べていた。それは、わかりえる者だけが意味を知ることができる暗号。 その意味を見て取った者とは……
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Story of St.Gems
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セイント・ジェムス33期
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エンジェライト王女が愛し、命をかけて守った国、セイント・ジェムス。 癒しの手をもった姫の名が冠された祭りの夜、エレスチアル城の塔のテラスに光があった。聖なる一瞬、エンジェライト王女の魂が降臨し、癒しの光を放っていた。 きよらなる光を浴びた人々は、さまざまな苦しみがやわらいでゆくのを感じる。そして、祭りの人混みの中、魔女ベリルはセラフィナイトという男の姿を見かける。 王都から離れたクロサイトの黄昏の館から、聖なる光を見つめるインカローズ。ノームの村に幽閉されるジャスパー。彼の想いが闇に飲みこまれんとする旧友に届くのはいつ?
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Story of Shamrock
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シャムロック37期
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新学期はカモミール復学といううれしいニュースとともに始まった。 有頂天のオーキッドは早速、カモミールをオズモンド推薦図書のコーナーに案内。自分の休学中に、最高学府にいったい何があったのか混乱するカモミールであった。 コリアンダーから戻ったサンダーソニア女王は、王女の遊び相手をしてくれた学生たちをお茶会に招く。王室の茶会に緊張を隠せない学生たち。しかし王室の茶会は別の意味で度肝を抜くようなものであった。 文官本科にはカモミールとは別の新編入生が入科。セイント・ジェムスからやってきたこの少年、フェンネルを知っているようで?
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Story of Shamrock
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シャムロック36期
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ユグドラシルでは、ひたすら資料室の掃除に明け暮れたレイブニスが過ぎる夏を思っていた。 コリアンダー大祭は閉幕、学生たちは、遊び納めに出かけたり、土産を故郷に送ったり。フェンネルはいつも大事にかかえていた女神像をセイントジェムスに向かう貨客船に預けた。そして、女王の私的な使いとしてセイントジェムス行を拝命したエリックフラムも、同じ船に乗り込んでいった。 ダムセルの母もグレイルに向けて出発し、コリアンダーは一気に静けさを取り戻すのであった。
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