2007年5月12日(土曜日)
Story of flail
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フレイル43期
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チャタムの滝の秘密修行。セッカの笑顔にシトドは進むべき道を確かめる。この国に住む、たいせつな人たちのしあわせを守るために。 よみがえった初心を胸に、彼も晴れやかに笑うのだった。 みずからに迫る危険をかえりみず、タゲリの立ち直りを願うイカルも。無防備なまでに他人を信ずる両親に、心悩まされるアトリも。みな、同じ望みを持っている。オオジュリン姫の肖像画を複製し続けるアーレントも……… なのに、なぜ、進む道は曲がっていく。オノレの心を殺し、肖像画の複製を続けるアーレントは、レチュサの転地療養の勧めを拒み、画布に向かい続ける。 町方カッチがツバメを細工師カケスに引き合わせるも、人のしあわせを思いやる心から。妹姫の行動に日々振り回され疲れていたツバメは、甘味好きのカケスと意気投合し、おおいに喜ぶのだった。
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2007年1月11日(木曜日)
Story of frail
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フレイル42期
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幽霊がいるなら見てみたい。 カケスの小さなつぶやきを気のいい町方カッチは聞き逃さず。“出そうな”ところへご案内!と、居合わせたアルバも引き連れ、泥に埋もれうち捨てられた『泥屋敷』へ向かう。その次は、おとりつぶしとなったウトウ家の跡地へ。古井戸から娘のすすり泣きが聞こえたか、アルバは途端に不調を訴え、季節はずれの肝だめしはおひらきに。 王宮では近づく園遊会の準備が着々と進み、ダイゼンは招かれた諸侯の手土産にせんと、アーレントにオオジュリン姫肖像画の大量複製を申しつけた。心進まぬ上、過酷な作業にアーレントは倒れ、その代わりにレイヴンが薬を求めて診療所に向かう。だが、そこには普段とちがう顔を見せるアルバがいた……
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2006年12月14日(木曜日)
Story of flail
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フレイル41期
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キンケイ西方の荒野に残る亜人の廃墟。 アルバはオノレの過去を知る手がかりを求めてここを訪れた。母の名をイカルに問われ、何も知らぬと絶叫したアルバはそのまま気を失う。吹き荒れる風に呼び覚まされた記憶は瀕死の深手を負った母の姿。涙に濡れめざめたアルバをトビは励ますが… 都に戻った大食い大王イカルは、1歳の祝いを迎える赤子とその母親と知り合った。やんちゃな男児に見えた赤子は実は女児。晴れ着の反物の色選びに心底迷う母心に接し想うところのあったイカルは、みずからの寸法を測り王宮へと使いを走らすのだった。 さて、怪我癒えてギンガ寺院に戻ったノスリとセッカ。ノスリはさっそく全開で修練に戻るが、セッカは心身ともにキレがない。そこへ不審な挙動を見せるチョウゲンボウ大師。セッカがチャタム北壁の奇岩そそりたつ谷で見出したのは、ひとりギンガの鍛錬をする謎の人物。その者の正体やいかに?
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2006年11月23日(木曜日)
Story of flail
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フレイル40期
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診療所に入院したノスリとセッカは順調な回復を見せ、タゲリとオイモンはシロハシに向けて旅立っていった。めざすは、ほれ薬の原料となる『ヤイロ鳥の巣』。その秘薬が最終的に誰に使われるかを知らず見送るイカル。 そしてもうひとつ、当の本人が知らぬところで一大事が発生していた。 王妃エムベリーザが暖め続けていた夢。愛娘の19歳の誕生日にドレスを贈りたい母としての夢。質素倹約を理由に姫は衣装の新調をずっと拒んできた。しかし、オーストンの3姫から美々しい反物が献上され、セルチェにはさっそく採寸の命令が下りる。 13月の園遊会が近づくにつれ華やぎはじめる王宮をよそに、イビスの目をもあざむき、またもやブーボ卿の旧交の友の命がふたつ散っていった。
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2006年10月6日(金曜日)
Story of flail
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フレイル39期
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幼女豹変す。 クシナの聖武具“山翡翠”を盗み出したその正体は、妖姫のひとり、砂姫であった。姉と慕ったセッカを盾にとり、ギンガ寺院の結界から闇へと跳ぼうとする砂姫。大師チョウゲンボウが聖武具奪取を阻止したものの、ノスリとセッカは 妖刀の毒に倒れてしまう。 ギンガにおける闇との攻防をよそに、王都アラカン劇場ではドーナツ大食いが催される。双璧、大王イカルと大喰いアルバをおさえ、圧倒的勝利をおさめたは落ちぶれ近衛士タゲリ。見物人の驚愕する中、賞金を手に入れる。 マゴメル邸では、オオルリ姫とレイヴンの婚儀にも似た婚約披露が行われ、 近しい人々が集まり、若いふたりをおおいに祝福する。だが、晴れがましくあるべきブーボ卿の心はかつての友モセセリ卿の急死という影にとらわれていた。
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Story of flail
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フレイル38期
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将軍夫人モタキッラは末子ロビンに「おみあい宣告」を下す。生真面目な少年はさっそく見合いの心構えを得るべく先達たちの意見を拝聴して回る。 診療所では、やんごとなき御方よりの使者が到来しタゲリの企みが露見した。レチュサの薬種のひとつ“ヤイロ鳥の巣”を盗み隠し持っていたのである。 タゲリが約束をしたやんごとなき相手が誰かを察し、レチュサはタゲリに解決策を提案する。 小さな事件は多々あれど、秋の王都は静かであるかのように見えたが…… 霧の晴れた月ある夜更けのこと。 闘技場裏に行き倒れありとの通報を受け出動したカッチは、帰りがけにカケスと出会う。「誤報でよかった」「キンケイは今日も太平楽」と笑いあう。 このできごと、真相は花街に持たらされ、イビス太夫の知ることとなる。
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2006年7月27日(木曜日)
Story of flail
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フレイル37期
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真コノリエッサイを名乗っていたコノリオイモンは記憶を失った後まこと善き人物となりて診療所を手伝っていた。かつて虫ケラとあざけり笑ったタゲリと再会、オノレの過去の所行を知ることとなる。彼は心を決め女神に祈る。世のため人のためとなる試練を望むと。 一方女神に見放されつつある男、ブーボ卿は白鳥屋の急死を知りおそれおののいていた。それを聞き、ダイゼンはブーボをあやつる手をしばらく休めることとする。 しかしながら、聖乙女の瞳は見抜いたことであろう。人をあやつろうとする者は、何かまた別のものにあやつられる。息子たちを思いやる母を演じる賢夫人もまた・・・・ そしてその頃、聖地チャタムの峰を仰ぐギンガ寺院の膝元に闇が這い上がろうとしていた。
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Story of flail
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フレイル36期
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ヨームカの泉に忽然とあらわれしとてつもなく年を重ねた謎の老爺。 「力を合わせ、世の柱を支えよ」とノスリが与えられたは、まごうことなき神武具のひとつ“山翡翠”。 大師はさっそくイカルのもとに知らせを走らせる。 その頃、城下教会ではブーボ卿がかつての友人たちに激しくなじられ憤死同然の恥をかく。うずまく怨念のどす黒さを見たダイゼンの心にささやきかける闇の声。釣り人カケスと接触した将軍閣下は、秘かにしかし大胆にあわれなブーボ卿をあやつり始める。 診療所にはオオジュリン姫の求婚者のひとりオーストン公子の母ジィラ姫に酷刑に処され重傷を負ったタゲリが運び込まれた。部下の過失の責をとったと訴えるが、レチュサはうさんくさいものを感じるのだった。
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Story of flail
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フレイル35期
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散逸するクシナの13神武具。 イカルは「聖武具はしかるべきときに集うもの」「天命を信じて待つ」とみずからにも言い聞かせるようにつぶやく。 さて、マゴメルの姫君オオルリは、将軍家長子レイヴンと婚約が整った今も、かつてのいいなずけアトリ王子を忘れられずにいる。しかし、母ハズクは将軍夫人モタキッラ、王妃エムベリーザどちらともと親交を密にしてゆくのだった。姫のあどけなき恋心があきらめぬ決心に変わっていることも知らずに。破談を忘れたようにふるまう王子の女神の罰をもおそれぬ覚悟も知らずに。 そんな折、ハギマシコ焼の運搬人を立派に務め、やっと心改めたと人々を安堵させたタゲリの大失敗の報が都に届く。
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Story of flail
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フレイル34期
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修行して身につけたオノレの力で神剣を奪還したのではなく、女神に“選ばれた”ことに思い悩むロビン。 本懐や美学に心をとらわれ道を見失うなと助言するテッケイは、オオジュリン姫暗殺を企てた6代目ウトウヤスカタに思いを馳せていた。 将軍家末子ロビンが神剣を得たことを鑑み、アトリ王子は改めて13神武具の捜索に力を入れ始めるが、驚くべき事実が発覚する。剣豪バン・トウネンが保管していたはずの神剣“水薙”が失われていたのだ。 今明らかにあるは、核となる“告天子”の他は“叢雲”“月太蘭”“姫七宝”のみ。要請を受けたチョウゲンボウはギンガ寺院内の探索に乗り出すが……
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