「偽りの花嫁」感想文大賞
【ネタバレあり部門】
※小説の内容に触れていますので、小説をまだお読みになっていない方はご注意ください
大賞 ディーヴァ・ロサ賞 「セーピア姫はかつての姫自分自身でもあったかも」 聖乙女 レイア ローズマリーさま 副賞:天空のロッド&最高級凍頂烏龍茶「南豪」 【プレゼント提供:台湾烏龍茶さま】 |
「偽りの花嫁」のヒロイン、グレイルのプリステラ姫といえば、ダイナに降臨している乙女様なら、もう知らない方はだれもいなのでは?と思うほどすごい有名人です。 小説を読み始める前から、表紙をみてすぐに、ああ!今回のヒロインは姫なんだなあ!と、ちょっと親しみをこめて、楽しみにしていました。今回、実は、ちょっとだけ心配して、本を開いたのが、きっと、もう一人のヒロインになるだろうなと思ったダイナには今のところ、実在していないセーピア姫のことでした。はじめは、まだ実在していない姫だけに気持ちをあわせていけるかな・・と、ちょっと、心配して読みはじめたのです・・。 まったくそんな心配はいりませんでした。(笑) 清楚で繊細な氷青色の瞳と銀灰色の髪をもつ美しいシュノドーンの伯爵令嬢のセーピア姫。 彼女のお目見のシーンから、あまりに華奢でこわれそうなので、即、「守ってあげたいなあ!」と私は思ってしまいました。物語の冒頭から、セーピア姫にひとめでたちまち、私は、惹かてしまったのですね。(笑) プリステラ姫の気持ちがよくわかります。(笑) 絵もとにかくすごく素敵なんですね。 ダイナの世界のイメージどおりです。 小説と絵がぴったり一対になっていました。 今回の姫とセーピアみたいです。(笑) 姫とセーピア姫の関係はとっても素敵です。 二人が一緒にいる好きなシーンはもちろんたくさんあります。 姫はもちろんですが、セーピア姫も今回はヒロインなので、たくさん絵がありましたね。 それも、とっても素敵な絵ばかりで、すごく満足しています。
華奢で可憐なセーピア姫が、夜会からいなくなり、やっとみつかったと思ったら、プリステラ姫が苦労して、セーピア姫お目見のためにつんできたジェルセミウムの花を、窓から捨ててしまったのです。 何故? と、思ったら、もうすっかりあとは、あっという間によんでしまいました。(笑) ジェルセミウムの花を捨てたのには、最後まで読むと、ちゃんと理由がありました。 それにしても、ジェルセミウムの花にはこんな意味があったなんて! グレイルで素敵な方は多いですが、グレイル貴婦人の「舞踏会で踊りたい人」三年連続ナンバーワンはこの方だったなんて!(笑) 聖乙女が靴をぬいでいるのにはこんな理由があったなんて! 姫と義賊黒珊瑚の出会いはこんな風だったのね! などなど、一冊のてのひらサイズほどの小さな本は楽しいいろんなことを教えてくれました。 本当に感謝します。 100枚ページも読めないシーンがあるなんて、 ほんとうにもったいないですね! つぎの続編では、きっと削ったシーンを加えて発売してくださいね。 続巻を期待して、おまちしています。(笑)
豪華で華麗な蜂蜜色の巻き毛と夏の海の色をもつグレイル王国第一王女。 アイドルの美しく明るいプリステラ姫。 姫の過去についても「偽りの花嫁」は少し触れています。 姫とセーピア姫の二人の性格は、まるで、その姿のまま対照的な印象をうけました。 はつらつとした明るい太陽のようなプリステラ姫と、どこかひっそりした感じを受けてしまう月のようなセーピア姫。 プリステラ姫が豪華なロサの花ならば、セーピア姫はさながら清楚なジェルセミウムの花です。 そんな対照的な二人が、本当に心を通わせるシーンがあります。 「偽りの花嫁」を読んで、大好きで何度も読み返したシーンがあります。 自分のことを嫌い悲しむセーピア姫に、「自分自身とお別れすることは、どんな人にもできないのよ」と、優しく諭すように、語りかけるシーンがあるのですが、ここが大好きです。 プリステラ姫自身の抱えてきた長い悲しみと、セーピア姫の抱えてきた長い悲しみが、そっと時計の針のように重なり合う瞬間のようにさえ、感じたからです。 偽りとはふたつの意味をもち、ひとつは、「人に対する偽り」と「自分自身に対する偽り」だと思いました。 その偽りは、自分のためではなく、優しさからでた偽りなのですが、その偽りがいつか、自分を縛りつけ、周りの人間みんなをも苦しめ、不幸にしていたのですね。 姫は自分自身を偽っては、決して幸せにはなれないと、セーピアに優しく語りかけます。 もしかしたら、セーピア姫はかつての姫自分自身でもあったかもしれませんね。 私は、「偽りの花嫁」を読んで、姫を含めたグレイルの国の心優しい住人たちが、もっと好きになりしました。 まだ読んでおられない方がいたら、ぜひ楽しんで読んでほしいなと思います。(笑) そして、偽りだらけだったかわいそうなセーピア姫に本当に 幸せになってもらいたいので、小説の中だけでなく、ぜひ、現実のダイナに住まわせて、プリステラ姫の側に仕えさせてあげてほしいなと思いました。 姫や他のセーピア姫のファンの聖乙女様といっしょに、彼女のことをダイナの地で見守りたいと思います。 ダイナにお目見してくれたら、ジェルセミウムの花を捧げにいきたいと思っています。(笑) ダイナは、奇跡の起きる世界とお聞きしますので、きっと小説にしか今は存在しないゼーピア姫ともいつかあえるのではないかなと、とっても、期待しています。 「偽りの花嫁」の発売をお祝いして、そして、これが、はじまりの記念するべき一冊になることをお祈りして、感想を終わりたいと思います。 長い感想を読んでくださって本当にありがとうございました。
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クィーン・ロサ賞 「降臨していても知らなかったあれこれが書いてありました」 聖乙女 ルシア ジェラルドさま 副賞:女王のロッド |
楽しく読ませていただきました。 作中に「降臨したての聖乙女が何故、靴を履いていないのか?」の答えが書いてありました。 それは、とても素敵な理由でした。 他にもナイフフィッシュ伯爵が、姫の近くで働いていることなど、降臨していても知らなかったあれこれが書いてありました。 もちろん、まだダイナスティアを知らない方にも楽しんでいただけるでしょうが、既に聖乙女になっている方でも楽しめるものでした。 きっと、まだ書けないことがあったり、制約があったかと思います。 その中、こんなに素敵な作品を作ってくださった先生方に素直に感心しました。 そんなふうにそのご苦労を察しているにも関わらず、やはり次回作を期待してしまいます。 まだグレイルでも小説に出てきていらっしゃらない方々もいらっしゃいます。 それに他3国もグレイルに負けず素敵な場所ですから、是非是非、まだダイナスティアを知らない方々に紹介して欲しいと思います。
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アムール・ロサ賞 「なぜ偽りなのかと不思議に思っていましたが、読んで納得」 聖乙女 柚依さま 副賞:恋のロッド |
はじめまして、「偽りの花嫁」楽しく読ませてもいました。 最初は、なぜ偽りなのかと不思議に思っていましが、読んで納得しました。 今回は、それぞれの事情で女性として生きている人と生きていくと決めた男性が主役だったですからね。 でも、どちらも愛する人たちのを守る為というあたりはやっぱり「ダイナスティア」らしくてよかったです。 これを読んで、ダイナがプレイできて良かったと改めて思いました。
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エトワール・ロサ賞 「プリステラ姫が、凛々しくて素敵でした」 聖乙女 櫻 紫鈴さま 副賞:星のロッド |
すっごいおもしろかったです。プリステラ姫が、凛々しくて素敵でした。最初は、女性だと思っていたのにだんだん実は男性だったことがわかって、強い人なんだなぁと、思いました。普通女になろうだなんて思いつかないし、実際なるには凄い覚悟がいるのに国のためにやったプリステラはすごいです。 セーピアもお母さんのために女になったり殺されかけたりしていて、この国の人は皆心が強いと思いました。 できれば、セーピアのその後などが知りたいです。
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ピュア・ロサ賞 「天然なアフィオセミオン様にぜひみんな会いに来て欲しいです」 聖乙女 シーナさま 副賞:大地のロッド |
小説、すっごくよかったです。 特にアフィオセミオンさまが、リュートをひくところー。 イラストもよかったでーす。椎名先生のファンになっちゃいました。 アフィオセミオン様の天才で普通と違うところが、あの数ページで伝わってすっごくうれしかったでーす。 本当は本当はもっと出て欲しかったけど、アフィオセミオンさまは、そういうの鈍そうだから絶対お話に関わって来ないからしかたないよね。 困ってるアユちゃんが、ものすごーくかわいかったです。 セーピアちゃんもステキでした。 音楽してるアフィオセミオン様の気を引けるなんて天才です。 足音に音楽感じちゃったり、なんか天然なアフィオセミオン様にぜひみんな会いに来て欲しいです。 削られちゃった100枚には、アフィオセミオンさまもっと出てたかなー。
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ルージュ・ロサ賞 「びっくりしました」 聖乙女 環 翠さま 副賞:ルビーロッド |
見事に男性しか出てこなかったですねー。びっくりしました。もう少し女の子出て欲しかったです。 次はジェムス舞台でお願いします。
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ホワイト・ロサ賞 「フレイルの話題は・・・」 聖乙女 ハルさま 副賞:ルビーロッド |
フレイルの話題は一切ナシですか…。(シャムもですが) |
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