王宮では自然環境の厳しいセイントジェムスに降臨した聖乙女を歓迎しようと、ぜいをつくした歓迎式典が開かれていた。しかし、天才、あるいは天災コランダムのからくりによって、さんざんな結末を見ることとなる。
　城下では、味自慢の食堂『月と太陽亭』に異国の踊子が現われ、タンザナイトはいかに聖乙女を迎えるか頭を悩ませていた。
クロサイトでは、領主インカローズが酒びたりの日々をすごしていた。