Story of St.Gems
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セイント・ジェムス47期
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アイオライトの母モナズのもとに、国王秘書官タンザナイトから書簡が届く。 長らく不在が続く当主パリッシャーの消息調査が、本家クリプトメレーン侯爵家から依頼され、立ち入り検査を執行するむねの通達だった。いよいよこの館で起きた過去のできごとが白日のもと明らかになるのだろうか。取り乱すモナズの姿を見て、ナイトメアは笑い声をあげていた。 その直後、王都の路上でタンザナイトは闇の者に襲われ、偶然通りかかったトパーズ司祭に守られた。タンザナイトはトパーズに借りができたと感じ 、それを心に留め置くこととした。 一方クロサイトに旅立ったスピネルは、黄昏の館に潜入、ブルーレースと死闘を繰り広げていた。純血を選んだシーア一族は、滅びの道をつき進もうとしている。しかも、人間たちも道連れに。タンザナイトの名を叫びながら、崖の底へと消えるスピネル。彼の叫びは遠いエレスチアルには届くことはなかった。 王宮の司祭会では、トパーズが査問を受けていた。王宮でささやかれる、トパーズと王妃の不名誉な風聞は真実か否か。若くして六司祭に名を連ねたトパーズが気に入らないブロシャンは糾弾しようとするが、トパーズはとりあわない。「ゆえ無き誹謗中傷であれば汚されるのはわたしの名誉だけではない」と言い放ち、ブロシャンをだまらせてしまうのだった。
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