2007年10月16日(火曜日)
Story of flail
|
フレイル47期
|
|
イカルの命を救う秘薬が、チョウゲンボウの手によって調合されていた。原料の貴重な薬草がカビて使えず、ノスリは採取する役を買って出る。雪山に分け入ったノスリは、雪崩にまきこまれ遭難。虫の知らせか、聖乙女の祈りが通じたか、謎の人物が駆けつけ、ノスリを雪の中から助け出したのだった。無事、新薬はできあがり、人々が見守る中、イカルは目覚めた。 こちらもひさびさに意識を取り戻したアビ。彼女の真の願いをかなえるため、ふたたび、テッケイたちはセイランの泉へ向かう。 アクイラに憑依されたパシクルはただならぬ妖気を放っていた。闇の気に呼応し、獣化したアルバは、パシクルと激突。アビの必死の叫びにバンが動き、一瞬、パシクルの正気は戻った。だが、怒気が凪いだパシクルは、その隙を待ちかまえていた水姫にとらえられてしまう。
|
←Prev menu Next→
|
Story of flail
|
フレイル46期
|
|
たいせつな、かけがえのない人の命が、今にも尽きようとしている。 妖刀の毒に倒れたイカルの回復を祈る人々は、女神に祈りながら、良策を模索し、励ましあい、支えあっていた。一方、祈ることをあきらめたレイヴンは、水の妖姫と取引して得た薬草をアーレントに飲ませてしまう。なにごともなかったかのようにアーレントは回復し、オオジュリン姫の肖像画複製を再開。ロビンは、「奇跡が起きた」と疑わず、女神に感謝するのだった。 そして、テッケイは、父へのわだかまりを捨て、母の最期の願いをかなえようと決心。心を決めたとき、女神が道をさし示された。レチュサが世話する山に隠棲する老人が、その人ではないかとトビが申し出たのだった。 テッケイは、アルバとバン・トウネンと共に、王都の南、山中にあるセイランの泉に向かう。はたして現われたのは、テッケイの父、バン・トウネンの幼なじみ、パシクル、その人の変わり果てた姿だった。バンが必死にパシクルの正気をよびさまそうとすると、虚空から突如出現した妖刀匠アクイラの死霊が襲いかかり、その姿はかき消えてしまった。 パシクルが見つかった。その報せに、アビは意識を取り戻す。
|
←Prev menu Next→
|
Story of St.Gems
|
セイント・ジェムス48期
|
|
敬愛するアレキサンドラ教授に距離を置かれ、ラリマー王子は孤独にさいなまれていた。自分はやはり必要とされない人間なのか。誰の役に立つこともできないのか。絶望する彼にナイトメアがささやく。私はおまえを欲している。私の手を取れと。鏡の君の誘いに惑わされるラリマーを救ったのはペリドットだった。だが、そのためにペリドットは重傷を負ってしまう。 カーネリアン教会で治療されるペリドットを見つめながら、ラリマーはますます自分を責めていた。ラリマーの危うい状態に気づいたトパーズ司祭は、コーラル王妃に母の情愛を息子であるラリマーに向け、力づけるように願う。しかし、王妃はかたくなにそれを拒む。 その頃、王妃とトパーズ司祭の不名誉な噂は、王都の庶民の間にまで広まり出していた。後ろで糸を引くのは、トパーズをねたむ六司祭のひとりブロシャン。それを知るのは聖乙女とクォーツのみ。あまりの噂の加熱ぶりに、大司祭ハーモトームはついに六司祭会を招集する。それを拡大解釈し、ブロシャンは兵士を引き連れカーネリアン教会に乗り込み、トパーズを拘束した!
|
←Prev menu Next→
|
Story of St.Gems
|
セイント・ジェムス47期
|
|
アイオライトの母モナズのもとに、国王秘書官タンザナイトから書簡が届く。 長らく不在が続く当主パリッシャーの消息調査が、本家クリプトメレーン侯爵家から依頼され、立ち入り検査を執行するむねの通達だった。いよいよこの館で起きた過去のできごとが白日のもと明らかになるのだろうか。取り乱すモナズの姿を見て、ナイトメアは笑い声をあげていた。 その直後、王都の路上でタンザナイトは闇の者に襲われ、偶然通りかかったトパーズ司祭に守られた。タンザナイトはトパーズに借りができたと感じ 、それを心に留め置くこととした。 一方クロサイトに旅立ったスピネルは、黄昏の館に潜入、ブルーレースと死闘を繰り広げていた。純血を選んだシーア一族は、滅びの道をつき進もうとしている。しかも、人間たちも道連れに。タンザナイトの名を叫びながら、崖の底へと消えるスピネル。彼の叫びは遠いエレスチアルには届くことはなかった。 王宮の司祭会では、トパーズが査問を受けていた。王宮でささやかれる、トパーズと王妃の不名誉な風聞は真実か否か。若くして六司祭に名を連ねたトパーズが気に入らないブロシャンは糾弾しようとするが、トパーズはとりあわない。「ゆえ無き誹謗中傷であれば汚されるのはわたしの名誉だけではない」と言い放ち、ブロシャンをだまらせてしまうのだった。
|
←Prev menu Next→
|
Story of St.Gems
|
セイント・ジェムス46期
|
|
夢に現われる父は厳しかった。自分に暴力をふるい、母はそれを止めようと父と口論になり…そして…… 眠りとともに訪れる悪夢に苦しむアイオライトは意を決し、トパーズ司祭に相談しようと、カーネリアン教会を訪れる。だが、そこへ現われたのは誰あろう、王妃コーラル。アイオライトは王妃の来訪に驚き、その場を立ち去り、悪夢から逃れる機会を逸してしまう。 王后陛下おんみずから、ひんぱんに市井の教会の一司祭のもとを訪れる。六司祭のひとりブロシャンは、王妃のトパーズ司祭執心を問題視し、言い立てる。若くして六司祭の地位に上りつめ、王妃のおぼえめでたいトパーズに、ブロシャンはいいしれぬ妬みを抱いているようだ。 クロサイトに異常あり。ラブラドライトからの事情聴取を終え、国王は調査の派遣を決意。調査を命じられたスピネルは、魔物の棲家となった黄昏の館に向けて旅立つ。そして、時を置かず、玉座の前へ召されるアレキサンドラ。国王の口から直接、クロサイト領主インカローズの身辺の異変を知らされ、彼女の心は激しく揺れる。そして、王宮から退出するアレキサンドラの姿を見て、驚愕する王妃コーラル。 アレキサンドラとインカローズ、国王と王妃、彼らの間には過去、いったい何があったというのだろうか。
|
←Prev menu Next→
|
Story of Shamrock
|
シャムロック48期
|
|
ついに発表される、チューリップのアンケート結果! だが、暴走する彼の意味深発言に、学友たちは、ただただ困惑するばかり。もちろん見事に白羽の矢が立ったプラタナスにとっても同じこと。チューリップが語る理解不能な“王道”発言を、女神の与えた試練と考えるようにしたようだ。 学院の林では、フロックスがおびえる心を奮い立たせ、最高峰チョモランマ登攀に再挑戦。学院でもっとも高い木の頂上に到達したとき、今まで自分の心を重くしていたものがあとかたもなく消えていくのを感じていた。フロックスは変わった。強くなった弟を見て、プラタナスはダムセルに礼を言う。どこか冷たく見えるプラタナスも、彼なりに弟を心配していたのだ。 一方、コリアンダーではカサブランカ商会の船が謎の漂流者を救出。だが、この男は、船籍を明らかにしないまま、逃走してしまう。カサブランカから情報を得た王配秘書官エリックフラムは、『黒市場』の有力な手がかりと目し、逃走した漂流者捜索を手配する。
|
←Prev menu Next→
|
Story of Shamrock
|
シャムロック47期
|
|
12月の誕生会の主賓はアルストロメリア。準備に走り回るヒースを無理矢理引き止め、チューリップはなにごとかをほのめかす。学友たちはことごとく失念していたが、チューリップも同じ誕生月だったのだ! もう一人の主賓の存在を、ヒースが思い出したおかげで、チューリップは無事、誕生会の主賓のひとりとして祝われることになった。主役はアルストロメリアに傾きがちなのは否めないが、笑い声の絶えない楽しい誕生会となった。 パーティーの後、ジニアはフェンネルに関する、芳しくない噂を耳にする。 誕生会の朝、フェンネルは失われた荷物を求め、「ケ」のつく病で欠席許可をとり、コリアンダーに向かっていた。しかし、時すでに遅く、荷物は海原へと旅立ったあと。もはや追うすべはないのか? 同じく盗賊を追っていたエリックフラムと共に、フェンネルは落胆し、ただ海を眺めるしか、なすすべはなかった。カレンデュラの海には嵐の気配が色濃く見えていた。
|
←Prev menu Next→
|
Story of Shamrock
|
シャムロック46期
|
|
フロックスは、ついに最高峰チョモランマへ! 番長弟子入りの条件は、学院内に繁る大木たちを登ること。フロックスは、とうとう最後の試練にいどむ。しかし、最高峰の大木の幹は太く、高く、フロックスは手をすべらせ、落下。密かに見守っていた番長によってすぐ救出されたが、保健室での治療が必要なほどの傷を負い、フロックスの木登り試練は、学院長の知ることとなった。 マザーワートに呼び出されたダムセルは、フロックスの挑戦には意味があると試練の撤回を拒む。マザーワートは番長を信頼していると、試練続行を認めた。学院長の言葉に、ほほを赤らめるダムセル。まだ、ラブラブアイラブユーン茶の効果は残っているようである。 アルストロメリアの誕生会が近づいていた。学生たちは心をこめたプレゼントを準備中。オーキッドと共に訪れたカサブランカ商会の異常なサービスぶりに、カモミールは不審をおぼえる。 一方、中途入学生トゥルムの流した“うわさ”は静かに浸透しつつあった。フェンネルに対する偏見に怒りを覚えるアルストロメリア、しかし、そのとき、突然の頭痛が彼女を襲い、倒れてしまう。 チューリップだけはただただマイペース。女王陛下のお心をなぐさめるためのパートナー探しを聖乙女に相談する。果たして彼の白羽の矢が立ってしまうのは?
|
←Prev menu Next→
|
Story of Grail
|
グレイル48期
|
|
王都セント・ブルータル・モーレイを猛獣の脅威から救った英雄サバ。彼が心から愛し、ナイトメアの強い呪縛をも断ち切らせた乙女シェル。ふたりの結婚式が、大聖堂でにぎやかにとり行われていた。 祝宴のさざめきに引き寄せられ、サバの昔の仲間たちとの再会も果たされた。音楽家志望のバジス・バジスとその相棒ニードルガー。モンスターコミューンのリーダー、ブルーギル。家族同然のサバの新しい出発を、わがことのように喜び、祝うのだった。 さて、モンスターコミューン一行と同じ船で王都に到着したのは、年の初めにもグレイルを訪れたサーカス団。今回は、大きな祭りの前に到着できたものの、旅の途中でモンスターに襲われ、花形が負傷、なんと興業ができないらしい。モンスターを退治したのはバジス、ニードルガー、ブルーギル、そして同じ船に乗り合わせていた近衛士ブロキス。サーカス団団長は、彼らの手を借り、サーカスではなく武闘大会を開こうと計画する。 武闘大会の賞品は水滴形の石だと言う。年の初め、サーカス団の団長が『空から降ってきて手に入れた』という石は果たして、聖杯の欠片の一つなのか。 オルフェもアポゴンもエネウスも、そしてパライバまでもが大会参加申し込み。祭りは、今から波乱の予感!
|
←Prev menu Next→
|
Story of Grail
|
グレイル47期
|
|
猛獣コリドラス山猫を王都からおびき出すべく、姿を消したサバ。彼がみずからの命とともにナイトメアを滅ぼす覚悟と感じたプリステラは、セレベス、オイカワと共にあとを追う。留守番を言いつかったダニオも、姉にだけつらい選択をさせまいと、森へ向かう。手がかりもなく闇雲に森を進み、一人はぐれたダニオは山猫に出くわす。ダニオを救ったのはサバだった。 激闘のすえ、山猫は倒された。が、サバも瀕死の重傷を負う。憑り代であるサバの命をつなぐため、憑依したナイトメアは、シェルの命を奪おうとする。 愛するシェルを守るため、サバは最後の力をふりしぼり、おのがのどをつき絶命。サバの身体から離れたナイトメアを、セレベスが封じ、王都は魔物の脅威からは守られた。 しかし、それは、サバの犠牲の上にあっては、意味はなかった。涙に暮れるシェル、哀しみにうち沈むプリステラたちの前に、不思議な生き物が現れた。その生き物が触れると、サバは息を吹き返したのだった。 その生き物はなぜかダニオとだけ心を通じ合わせ、王宮に留まることとなった。どうやらセレベスよりはるかに高位のホーリーと契約しているヒーラーらしい。プリステラ姫はサバの無事を喜びながらも、そのような大いなる助けがダニオにこれからも必要なのかと、不安を抱くのであった。
|
←Prev menu Next→
|
10 queries. 0.079 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress