セイント・ジェムス王妃、コーラルの弟。長らく旅にでていたが、国王の命令で呼び戻されたので、機嫌が悪い。
寂しがりやで意地っ張りで、なかなか他人には心を許さない。毒舌家。

クリプトメレーン侯爵。
アイオライトの伯母にあたる。才色兼備の社交界の花。
「ジェムスの名華」と誉れ高い美女だが、生まれた時占い師に「本当に愛した人とはけっして結ばれない」という予言をされたことを密かに悩んでいる。

「六司祭」といわれる偉大な司祭の一人で、ヒーラーである「赤目」の持ち主。
にもかかわらず、実はたいへんなプレイボーイ。

素行の悪さを他の司祭たちに指摘されつつも、いっこうに改める気配はない。

街外れに住む、謎の魔女。

経歴不明、年齢不詳。
勝手気ままに毎日を過ごしている。

テクタイト領主クリソコーラの息子。

引っ込み思案で人見知りだが、意外なところで頑固者。

植物が大好きで、屋敷の庭で様々な植物を育てている。
夢はフレイルに行って、幻の華「ヨームカ」を見ること。

ラブラドライトの乳兄弟。

武術に優れ、長年の武者修行の旅から帰ってきたばかり。

旅先で何かあったらしく、時々思い悩むことが多い。

オーピメント農場で働く牛乳配達員。フローライトの従兄弟。
「配達ネズミ」という特殊なネズミを使って牛乳を配達する。
寡黙で働き者。

クロサイト侯爵。
気難しく人嫌いで、公の場所に姿を見せることはほとんどない。

実務は隠居した母が行っているらしく、酒びたりで無気力な日々を送っている放蕩息子。
縁談は多いが、なぜか結婚する気はないらしい。

インカローズ邸、通称「黄昏の館」の侍女。
貧しい農家の娘だったが、先々代領主に借金を肩代わりしてもらったことから奉公にあがることになる。
華奢だけれど、なかなかに力持ち。
暗く沈んだインカローズを心から心配している。
欠点は方向音痴。

インカローズ邸、通称「黄昏の館」にふらりとやってきてそのまま働くことになった男。
謎が多く、何かをたくらんでいるらしいが……。