ダイナには、本当にたくさんハッピーな瞬間があります。
でも、いちばんハッピーなのは、聖乙女様の優しい心に触れたとき。

私が初めてダイナに降臨してから３ヶ月になります。
その間、聖乙女様主催のイベントに何度か出席して、
たくさんの楽しい時間を過ごすことができました。
でも、イベントは夜に開催されるものが多くて、私はいつも
涙を呑んで途中でお別れしなければいけませんでした。
お話が楽しければ楽しいほど、途中で抜けるのは悔しくて
寂しいものでした。
はじめからそんなに長くはいられないとわかっていると、
落ち着いてゆっくりお話もできないし……。

そこで、私はお昼に自分でイベントを開催することにしました。
まずは私がよく行くイベントを主催してらっしゃる乙女様に、
「お昼にも開催してみませんか？　ご都合が悪ければ私が司会をします！」というような
メールを送ってみました。
「小蝶さんが主催したらいいと思いますよ」というお返事をいただいて、ダメもとで「初めてなので、
もしアドバイスなどあれば……」と送ってみると、その乙女様の経験を詳しく教えていただき、
励ましの言葉までいただいてしまいました。
本当に嬉しかった。
この場を借りて、もう一度お礼を言ってしまいます。
ありがとうございました。

いざイベントを開催してみると、何人かの乙女様に来ていただき、ゆっくりとお話ができて
私も大満足でした。
そして、何より嬉しかったのは、イベントにいらした乙女様が「楽しかったです！」とおっしゃって
くれたこと。
しかも、私の扉掲示板に書いておいた「これから継続的にお昼にイベントを開催していきます！」
というささやかな宣言を見て、メールで励ましの言葉を送ってくださったのです。
誰も知らなくてもかまわない、くらいの気持ちで書いたのに、わざわざメールで励ましていただける
なんて。
感動してしまいました。

他の人とやり取りをして気持ちをつなげるということがこんなに楽しく、幸せなことだなんて、
ダイナに出会う前は思いもしませんでした。
残念ながら今のところダイナでは、自分から積極的に動かないと、人とつながることが難しいです。
でも、自分で動いていけば、こんなにハッピーな瞬間に出会える。

ダイナスティアは奇跡の大地。
そのいちばんの奇跡は、聖乙女様の優しい心。

ダイナスティアが今以上にハッピーな瞬間に満ちあふれることを祈っています。

ダイナスティアで遊んでいて、いちばんハッピーな瞬間…。
いちばん、というのにしぼるのはものすごく難しいのですが…
私にとってのその瞬間のひとつは、「着せ替え」をしているときです。

アイテムを適当に重ねてみたり、大きさを変えたりくるくる
回したりしていて、偶然に「コレは！！！」という装いが
できた瞬間のハッピーなことといったら！
心がふるえます…！
まあ、単に自己満足の世界ですが（笑）
目からウロコといいましょうか、このアイテムってばこんなふうにも使えたのね！という感動で胸が
いっぱいになります。
そして、更に思考錯誤を繰り返し…お着替えが完成したときは、満足感で本当に幸せいっぱいです。
自分のセミステータスを眺めてはにまにま…という、怪しい聖乙女と化します（笑）。

ダイナに降臨して、何でもが楽しかったのですが、とても心魅かれたのがこの「着せ替え」でした。
最初は、初期服の大きさを変えて、葉っぱやお店で買ったアイテムでちょこっと飾っただけでしたが、楽しくて楽しくてすぐに虜になりました。
それだけのアイテムでも、着こなし方は無限に拡がっているのです。
そして、少しメタモが出来るようになると、今度はあのお洋服が着たいな、こんな格好してみたいなと考えたり、このアイテムどうにか上手く身につけられないかしら…などと試してみたり。
普通にお洋服を着るだけではない愉しみも、いろいろと憶えました（笑）。

他の乙女さまの装いを見るのも、もちろん大好きです。
いろいろ参考にさせて頂いたり憧れたり…素晴らしい着こなしにうっとり。
お逢いした乙女さまの装いを眺めては、「おお…っ」と心の中で（もしくはパソコンの画面に向かって）感嘆の声を上げています。
たまに勢い余って、道端なのに「素敵ですね！」と声をかけてしまったりもしています…。

そんな着せ替えのハッピー度を増してくれるのが、月に1度のファッションチェックです。
本当にいろいろな装いの乙女さまがたくさん集まってらして、大っぴらに「可愛いですー！カッコイイですー！素晴らしいー！ぎゃー！（←？）」と叫べるのです。
まさに眼福眼福☆です。
そして、自分の装いも、たくさんの方に見て頂けます。
お部屋で着替えて一人にまにまして愉しんでいたお着替えを、 紹介していただけるのです。
タマオさんに名前を呼ばれるときは、いつも心臓がばくばくしています。
自分の装いについて、こう云ったら判ってもらいやすいかしら、着替えたときの感動が伝わるかしら、ウケてもらえるかしら（←笑）と、毎回いろいろ考えていくのですが、ステージに上がると緊張でうまく説明できないことの方が多いです…。
でも、乙女さまは皆さま褒め上手です。
ちょっとしたことでも気づいて下さいますし、ときには自分でも気づいていなかったポイントにもお褒めの言葉をくださいます。
なんて楽しくて幸せな時間でしょう！

メタモに成功したり、アイテムを交換してもらったり。
妖精ちゃんが成長したとか、デートができたとか、お友達といっぱいお話できたとか…
ダイナの中には、ハッピーなことが数え切れないほど溢れています。
いろんなことを思い出しながらこのレビューを書いている今この瞬間も、全部です。
その中でいちばんだなんて…難題でした（笑）。
でも、全部について書くのも無理なので…悩みに悩みましたが、一つだけ、コレ！というものを
思い描いてみました。

一つ確かなのは、どんなハッピーでも、自分ひとりだけでは味わえないということです。
例えば、お部屋にこもって着せ替えをして遊んでいるときでも、そのとき着ているお洋服は
どなたかが作成ルートを見つけてくださったものだったり、交換してもらったりしたものなのです。
ダイナライフでの楽しみ、幸せは、これまでに積み重ねられてきたもの、育まれてきたものへの
感謝の連続です。

私は、ただ着せ替えが好きなだけの、のんびりまったりぼんやり聖乙女ですが。
できれば、その大好きな着せ替えで感じたハッピーが、他の乙女さまの嬉しい、楽しい、幸せ…
そんな気持ちに、少しでも繋がっていったらいいなと、思っています。

Are you happy?
Yes, I am happy.

私がハッピーだと思う瞬間、それは「いつでも」です。
幸せだと思い続ける事が自分をハッピーにしています。
欝な気持ちになっているとカンが鋭い人は電話線を超えても
感づいてしまう人がいます。
なので特にダイナをプレイしている時、自分は「ハッピー」という
結晶になっています。
私のハッピーな瞬間を頑張って五つほどにまとめてみました。

まず一つ目のダイナライフでのハッピーは「ありがとう」と言われる事です。
なんて定番なと思うかもしれませんが私は「ありがとう」といえる時は少なからず幸せだと思っています。言う方も言われる方もお互い幸せを共有できる事は素晴らしい事だと思います。
現実世界では照れて「ありがとう」と言えなくてもその言葉が自然と出てしまうのがダイナの世界でもあります。
「親切に出来る」それが幸せの結晶に繋がります。

二つ目はメタモについて
たまに私は運試しと称して
グレートが出るまでメタモを
する事があります。
私の中での基準では
・ 1〜2回
　とても良い一日
・ 3〜5回
　それなりです
・ 6〜　
　それでも出ないよりは
　幸せ！
・そして諦めた
　無駄な時間ではない
　面白い話のネタになる！
と、こんな感じで遊んでたりします。
なかなか楽しいですよ！

そして運試しではなく本当に欲しいものがグレートで出たときはこの上ない幸せですね。
特に宝石類はまともに作るとかなり時間がかかってしまうので…
出たときはかなりテンション上がりますよね
狙ってない時グレートが出て、もし新発見だった場合はもうさらにPCの前でガッツポーズ物です！
個人的な幸せになってしまいましたが…

三つ目は褒める、褒められるです。
ファッションチェックでは他の乙女様達をもう一言では褒められなくて大変です！
目の保養にもなりますし嬉しい悲鳴が出っ放しです。
褒められる事によって幸せにもなれますし次回のファッションチェックにも気合が入りますしね。
イベント以外で褒められるのはさらにこの上ない幸せです。
何となくある物で着飾っていて「着こなしが素敵ですね」と言われるともう最高ですね。
半分暴走してしまいますよ。他にも素敵な乙女様がいるのに私に「素敵です」と言ってもらえた
訳ですから…

四つ目に出会いです。
出会えるということはMMOの素晴らしい事でもあります。
雑談などして意気投合、そして「友達登録していいですか？」とたずねようとした時、
相手の乙女様から「友達登録しちゃいました」といわれた時は「先を越された！」と思いますが
それと同時に「これからの楽しみがまた増えた！」と思いました。
新人乙女様との出会いもかつて自分が新人だった時に先輩乙女様と出あった時の様に嬉しく
思います。

そして最後にごめんあそばせ機能。
よくイベントの終わりなんかに記念撮影があるわけでして私は毎回感動しています。
なぜなら魂抜けの乙女様が何人かいるわけで普通のネトゲーなら放置で終わりなのですが
なんと！写真の枠に入る位置まで移動させてしまうのです！
通称ごめんあそばせ機能(だったかな？)でさくさくと！
私はその機能使いこなせてないのでお手伝いは出来ないのですが運んでいるところを見ると
微笑ましくなります。(これをハッピーな瞬間に入れても良いのでしょうか？)
私もいつか上手くできる様になりたいと思っております。
ついでにこの場をお借りして練習相手募集中です！

今、この文章を書けることにも幸せを感じています。
なぜならそれだけ幸せな瞬間がたくさんあるわけなのだから…
幸せを作ってくださった皆様にもこの場を借りてお礼を言いたいと思います
ありがとうございます。そしてこれからも宜しくお願いします。

Happy：幸福な、幸せそうな、楽しい
上の意味の他に言葉では言い表せないような事もあるかもしれません
そのような事が毎日のようにあって乙女様たちとそれを共有できればと思います。
幸せを作り出していく事にも努力しようと思います。

Are we happy?
Yes, we are happy.

このような文章最後まで読んでいただきありがとうございました。

『―今日も降臨―』

パソコンをつけて
今日も起動する
ダイナスティア

誰か居る？
誰も居ない？
それでもロビーに居る

やがて人が来る
他愛の無い会話

不意に尋ねられる疑問
知らない事柄の方が多い

でも

少ない知識から
答えられた時
みんなの言葉がうれしい

「―ありがとう―」

そう
その言葉こそ
私から

「―ありがとう―」

忙しくて
数日振りの降臨

誰か居る？
誰も居ない？

そこに居た方の

「―会えてうれしい―」

こちらこそ

「―会えてうれしい―」

気分一新
着替えてみる
メタモをがんばる

ほどなく出来たファッション
ドキドキしながら
ロビーへ出る

誰か居る？
誰も居ない？

出会う人
おそらく今、私をクリック

「―わぁステキ―」

そんな貴女が

「―ステキ―」

何気ない言葉
でも暖かい
それが聞きたくて
そんな貴女に会いたくて
その時が幸せで

今日もダイナスティアへ降りる

ダイナスティアで楽しいことはたくさんあります。
そんな中で私の一番好きなのはメタモリング。
もちろんキャラにもあげますけど、目標は歓迎会＆誕生会です。
シャムロックという国は学生の国で、寮生活の学生たちは
毎月お誕生会をしてるんです。そのイベントを見て、
私たちもやろうか、とはじまったのが毎月のお誕生会。
各国もちまわりで、やっています。
無料開放で、毎月毎月、入ってくる新人さんが増えてきたので、
それに歓迎会という要素も加わりました。
やってることはプレゼント交換ですね。
お祝い側の聖乙女さまは、いろいろそれぞれに気持ちを込めてプレゼントを準備してきます。
はじめたばかりだから素敵な服がいいかなとか、この服なら、これとこれが作れるかなとか、
やっぱり旬の花はこれがいいかしらとか。
ともかく作って作って作りまくって、相手に選んでもらおうとか。
歓迎会が終わって、しばらくたって、あのとき作ったプレゼントからこんな服ができましたーって
言われると最高にハッピーですよ。
最近は月初め、第1週の土曜か日曜に落ち着いてます。
その1週間か2週間くらい前から準備会もしてます。
乙女寮ロビー掲示板をチェックしてくださいね。
まずはダイナスティアに降臨して歓迎されてハッピー。
今度は歓迎する側になって喜んでもらってハッピー。
いつまでたってもハッピーですよー。
ぜひ、ハッピーになりに来てくださいね。

【受賞のおことば】
　素敵な賞と素敵なロッドをありがとう
　ございます。
　毎月毎月続けてきた歓迎会＆誕生会、
　 とても一人の力では続けられません。
　私が幹事をできないとき、機転を利か
　して続けてくださった聖乙女様
　いつも、テントで宣伝してくださる
　聖乙女様、 そして毎月毎月、参加して、
　楽しかったって言ってくださる聖乙女様
　毎月降臨してくる新しい聖乙女様
　いろんな人の気持ちがつながって
　続いてきたイベントです。
　いろんな歓迎会のSS集めてみましたー。
　左上が一番最近の11月の歓迎会です。
　毎月第一土曜日（何かイベントと重なっ
　ちゃった時は日曜の場合あり）とその
　次の木曜やってますー。
　ファッションチェック前の土日のどちらか
　に準備会もしてますよ。
　くわしくは、イベント掲示板をチェックして
　くださいね。
　毎月毎月、お待ちしてますー。

　…こんなとこで宣伝しちゃって
　ごめんなさい。
　これからも毎月毎月楽しんで続いて
　いったらいいなって思います。

私のダイナでのハッピーな時間は「真夜中のおしゃべり」です＾＾
私は　現実の生活で　真夜中に起きていることが多いのですが、
一人でいると　とても淋しくなる時があります。
昼間でも　現実の友達と生活が違ったりして　中々おしゃべりできない。
そんな時、いつでも　ダイナに降臨するのです。
ダイナには　真夜中でも待っていてくれる、聖乙女の方が
たくさんいらっしゃいます。
そして　どんな話でも耳を傾けて、色々お話してくれます。
やさしい人ばかりです。
もし・・・会話がないなぁ・・・でも　お話したいなぁ・・・ってことがあれば、
ダイナのお話なら　誰でもできます＾＾
・あのね　イベント１つみつからないの。
・あのキャラの好物って何ですか？？
・その洋服　かわいいですね〜！
それだけで　会話が　はずむのです＾＾
色んな話をきいて、お話して・・・淋しさも　ストレスも　なくなります☆
いつも　元気でいられるのは、ダイナスティアのおかげです＾＾
みなさん　ハッピーな時間をくれて　ありがとうございます！

私はダイナスティアでいつも、いっぱい人のやさしさに
触れています。
ダイナには、優しい聖乙女様達がいっぱいいらっしゃいます＾＾
私はいろんな方にたくさん助けていただきました。
その中でも特に私の話を聞いてくれたり、
面倒みてくれている方が、二人いらっしゃいます＾＾
一人はお姉さんタイプです。私が降臨したとき、
とてもやさしく、わかりやすく、いろいろ教えていただきました。
それ以来なんでも相談に乗ってくれる、頼りなる方です＾＾
もう一人はちょっと変わったおちゃめな人です。人に話しにくい相談に乗ってくれたり、私の話をたくさん聞いてくれます。いろいろツッコミなどいれてくれたりと、面白い方です＾＾
二人ともいつもたわいもない話を聞いてくれて、
いろいろアドバイスをくれて、とってもとってもやさしい二人です＾＾
この二人だけではありません。他の方もいつも楽しい話をしてくれたり、私の話を聞いてくれたりと、
みなさん、本当にいい人達ばかりです＾＾
だから私がハッピーだと感じる瞬間は、
優しい聖乙女様達とおしゃべりをしている時です！

私にとっての一番ハッピーな瞬間はメタモで実験していて、
グレートなアイテムや予期しないアイテムが作れた時です！
「あのアイテムから、こんなものが!?」と驚きつつも、
自力でルートを見つけ出せたのが、とても嬉しいです。
たいてい、発見されているルートが、ほとんどなのですが、
たまにそのルートを見ずに自分で見つけ出したい時があるんです。
失敗することが多いですが、これからも挑戦していきたいと思います！

ときに覚えていてくれる友達がいる。
些細なことだけど、本当に嬉しいことなんですよ。
普段はあまりにもありふれていて見落としてしまうような
幸せだけど、離れてみて気づいてくる幸せ。
自分の好きなことについて、何も隠さず真っ直ぐに
【好き】だと表現できて、友達と話が弾む。
知らないことも、面白いことも、相談も…
何でも話しあえる友達。そんな人と出会えたダイナスティア。
ダイナスティアとの出会いを含めて、長く友達と言える人と出会えて
話が出来る日常が私の一番の幸せです。

「いちばんハッピーな瞬間」。
それは、お友達の聖乙女様とのおしゃべりです。
ログインが深夜になりがちなので、なかなかほかの
聖乙女さまにあえません。
イベントは、たくさんの聖乙女様に会えるチャンス。
イベント終了後は楽しいおしゃべりタイム。
のろいキーボード操作でも、がんばります！（笑）。
私のヘタな文章、変な言葉使いで、ちゃんとつうじているかしら？
調子にのって、なれなれしくなりすぎてなかったかしら？
少し間をおいて、お返事が届きます。よかった、ちゃんと通じた！
そのときこそが、「いちばんハッピーな瞬間」です。
イベントのこと、キャラのこと、メタモのこと・・・。楽しいおしゃべりで、時間はあっという間です。
まだまだおしゃべりしたいけど・・・。また、お話しましょうね。どうぞよろしくお願いいたします。
と、パソコンに、両手をあわせてお祈りしている、ミルティーナなのでした（笑）。

私が一番幸せを感じる瞬間。
それは、デートで色々な方の素顔を垣間見た瞬間です。
デートは様々な方がお誘いに来て下さいます。
たとえそれが意中の人で無いにせよ、いつも見かけるあの方の、
普段見られない素顔に、ついドキッとしたりして（笑）

デートしないと解らない内面探求。
これからも続けていきたいと思います。

私の「いちばんハッピーな瞬間」は
お友達の聖乙女様方と談話することですねｗ
仕事から帰宅するとまずはPCの前に。
そしてダイナにIN
深夜乙女様との雑談〜♪
そのひと時がたまらなく幸せですｗ
先日私はダイナに降臨して1年になりましたｗ
来年も再来年もそのまた来年もこの幸せな瞬間が
すごせたらいいと思っています＾＾

「いちばんハッピーな瞬間」
いつも悩んでしまうようなお題で。。。
私はかれこれ３年ほどダイナスティアの大地に
降り立っております。
３年という年月は、ダイナスティアの中では
決して長くはないけれど、短い方でもないだろう、と思ってます。
その中にはあれこれ紆余曲折を経て、今日に至っているわけで。。。
降臨当初はメタモすること自体がハッピーな瞬間でした、
それがとっても簡単なアイテムであっても。
そのうち、ローカルでためていたデータを世に出してみようか、
と思い、OKの連絡が入るまで長かった時間もそれなりにハッピーで。
ダイナスティアで知り合った人に、直接お会いする時間もハッピーだったし、ダイナスティアを応援し、出店してくださっているお店に直接お伺いするのも、商品を取寄せる瞬間もハッピーで。。。
友人たちと力をあわせサイトを密かに製作し、表に出した瞬間もそうだったし。。
・・・もちろんそういったハッピーな瞬間のウラには、困難あり、投げ出したかったり、人嫌いになって
しまうようなアンハッピーなことがあったのも忘れてはいませんが、いまでもダイナスティアにいる、
ってことは、そういったハッピーな瞬間を忘れられないからだと思います。

そんな私の今のハッピーな瞬間は、今も変わらずメタモでしょうか。
降臨した頃より倍のアイテムが投入され、その約2/3くらいでしょうか、日々皆様の手で発見されていっています。
時々、いろんなことが重なって、メタモするのもイヤになることもありますが、時間がたつと落ち着いてきて、降臨したての頃のがむしゃらな気持ちほどではないけれど、ペースを戻してメタモに励んで
います。
その中で、「いちばんハッピーな瞬間」はやはり、見つかっていないアイテム、さらにそれがGreatで見つかったときは、ひとり「やったね♪」とほくそえんでいます。
SUCCESSを見つけるよりも、Greatを見つけること、あの銅鑼の音を響かせることが、 今の私の
「いちばんハッピーな瞬間」であり、ダイナスティアに降臨し続ける原動力となっております。

あぁ、そうそう、大好きなあの方たちとのデートもわすれちゃぁいませんよ（笑

新人聖乙女さま歓迎会に参加して、見知らぬ
先輩聖乙女さまたちから、たくさんのアイテムをもらったこと。
そして、それをメタモリングしたファッションを着こなして、
ほかの聖乙女さまから、「素敵！」って言われたこと。
素敵なことはいっぱいあります。
なかでも、先輩聖乙女さまに、
「メタモのヒント本の、『メタモ本』を一緒に探そう」って申し出たときに、
「いいよ」って、快くおっしゃってくださった、あの瞬間は忘れられません。
だって、その先輩聖乙女さまは、メタモ本なんてなくても、
充分やっていける実力があったのですから！
その先輩聖乙女さまと知らない町を探索に出たとき、思い出すことがありました。
別のとある戦闘ＲＰＧオンラインゲームでのことです。
それまで親しくさせていただき、一緒に狩りをしようって約束した人が、私を危険な場所に置いてけぼりにして、私のキャラクターが死んでしまったのです。
あとでそのことをその人に抗議したら、「けけけけ」と笑われてしまったのでした。
あのときと同じように、この人も私を知らない町に置き去りにしてしまうのでは……
ここでは戦闘はないんだから大丈夫だ、人を信じなくちゃ、ＭＭＯなんてできないよ……。
必死で、自分に言い聞かせます。
でも、オンラインゲームだけでなく、ネット上のやりとりで鬱になった人を知っている私。
この人は、ほんとうに信じて良いのかしら。
だけど、先輩聖乙女さまは、「さて、ここは初めてだが、まあ、なんとかなるだろう！」とか
言いながら、私を案内して、結局その国のメタモ本を網羅。
もちろん、知らない土地だったので、全部を見ることはできませんでしたが、 私はそれまで疑って
いた自分が恥ずかしくなりました。
人を信じなくちゃ、ＭＭＯなんてできないよ……なんて言いながら、ほんとの本音を隠していた私。
だけど、その人は、信頼できた。
「別の国もお願いしたいんです」
私が、恥ずかしさで顔を赤らめながらそう言うと、先輩聖乙女さまは、
「もちろん、オッケー！　次、いつにする？」と答えてくださいました。
まったく見知らぬ人、そして、まったく知らない土地。ゲームだからこそ、不安があるはず。
どんな人間か、私のことを知らないのに、私の申し出に応じてくれた聖乙女さま。
そんな人がいる、ということを知ったとき、私の心はふるえました。
人が言ったからじゃなく、実際に体験したからこそ、言えるのです。
人って、信じられるものなんですね。
それを知ることが出来た、その瞬間が私にとってのハッピーな瞬間です。

「一番ハッピーな瞬間」……
締め切りギリギリまで悩んでみましたが、
とってもとっても難しいテーマです。
いつも楽しく過ごしているダイナのことだから、
きっとすぐに思いつけるはず！　……と。思っていたのですが。
何故かと思い返してみれば、ダイナスティアに居る間は
ずっと「楽しい」「嬉しい」に出会っていて、どれが一番？
と決めるのがとても難しいようです。

きっと誰もが経験していることだと思いますが、ちょっと疲れていたり気落ちしている時に、寮のロビーで誰かとおしゃべりしていると自然と気分が楽になれる事があります。
皆でワイワイ何かをしていると、元気を貰う事があります。
だからダイナスティアに降臨する瞬間、デスクトップのアイコンを叩いたときからワクワクしています。
今日は何があるかな？　誰に会えるかな？
新しいメタモをやろうかな？　イベントを見に行こうかな？
それともロビーで誰かとおしゃべりしようかな？
色々思いながら、ダイナの地に降ります。

なので私にとってダイナスティアに降臨する瞬間が「一番ハッピーな瞬間」なのかもしれません。
だってこれから先も、ダイナスティアで楽しい時間や嬉しい瞬間に出会え続ける事ができると確信
しているのですから。

【商品ご提供ショップ】
パワーストーン＆水晶の店Wave Motionさま

彼・・・オルフェ様
私・・・自分(すいません＞＜)

時刻は夕方。
彼を静かな海岸に呼び出す。
「どうしてもあなたに渡したいものがあるの」と。
彼は来る、少し息を切らしながら。
私のためにいそいでくれたのかなと、高まる気持ち。
彼は聞く、「俺に渡したいものって何」
私はなかなか言い出せない。心は熱く、強く、鳴っている。
相手に聞こえてしまいそうなくらい高く鳴っている。
手に持っているクロスが熱くなる。早く思いをとせかすように。
彼は静にまってくれている。何も言わず、じっと見つめて。
私は勇気を出して、彼へ思いを伝える。
「ずっとあなたを見てました。あなたの心を知るたびに
もっと近づきたい、そばにいたいと思いました。
あなたのそばにいると、幸せな気持ちになれます。
・・・・・あなたが・・・・・好きです・・・・・愛しています。
これ受け取ってください。」
私はクロスを渡す。半分光っているクロス。
彼はそっと手を出し、クロスをつかむ。
クロスは輝きを放ち、二人をつつむ。
彼は私をぎゅっとだきよせ、
「俺も好きだよ。君を愛してる
もう離さない、ずっと君のそばに・・・・・」
私は泣いてしまった。幸せすぎて。
泣くなよとそっと涙をぬぐう彼。
笑う二人を、クロスが愛の光で、やさしくつつんで
二人の新しい道を照らし出す。

今年のバレンタインは、カサブランカ様にチョコをお渡ししたいけれど……
彼は大人の男性だから、あまり甘いものは好きではないかもしれない。
それに彼は海運豪商だから、その辺にあるようなありきたりのものでは
きっとつまらないのではないかと思うの。
だから、世界中のどこにもないようなもので、
昔船乗りだった彼が喜びそうなチョコを贈りたい！！！
…そんなことを考えながら、メタモロッドを握って一心に祈っていると…
ジャーーーン！！
………なんと！！アイテムが出来てしまったみたい！？！
それは…
チョコはチョコでも食べる用ではなく…
鑑賞用の…
「グラスボトルの中に入れられた、チョコでできた美しい海賊船の模型」！！
…でした★☆
………このチョコなら、カサブランカ様のお眼鏡にかなうかもしれない…。
でも、トレイに何も入れてないのに、一体どうやって出来たのかしら…？
――――そして、バレンタイン当日。
カサブランカ様がデートのお誘いにいらっしゃったわ。
…え？
今夜はどうやら豪華客船のディナークルージングに連れていっていただけるみたい！
めいっぱいおしゃれしておいてよかった…
――そして二人でクルージングに行き…
…きらびやかで落ち着いたムードが漂う中、ディナーを終え、
ついにプレゼントを渡す時がやってきました！！
「お嬢さん、料理はお口にあいましたか？」
「はい…とてもおいしかったです。あの…カサブランカ様？」
「なんですか？」
「あの、今日はバレンタインなのですが………、
これを…受け取っていただけますか？」
と言って例のアイテムを差し出します。
「これは……」
カサブランカ様は少し驚いた様子で、
しばらくの間プレゼントをじっと見つめています。
「…私は、世界中の品物という品物を山ほど見てきたが…
こんな素晴らしい逸品は今までみたことがない。
お嬢さん、一体どこでこの品物を…？」
「それは…お教えできませんわ。秘密です。」
（だって私が勝手に祈りまくってメタモで作ってしまった、
唯一無二のアイテムですから。（笑））
「ははははは。聖乙女のお嬢さんにはかないませんな。」
「こんなに素敵な贈り物を、本当にありがとう。自室に大事に飾らせていただくよ。」
「はい……」
（気に入ってもらえてよかった…！！）
「しかし、こんなに素晴らしいものを頂いてしまって……
お返しは何がよろしいかな？」
「お返しだなんて…今日だってこんなによくしていただいたのに、とんでもないです。」
「謙虚になりなさるな。まぁ何がいいかちょっと考えておいて下さい。
近々お誘いしたときにお聞きすることにしよう。それでよろしいかな？お嬢さん」
「はい……」
（やったぁ！！)

―――…といった感じのやりとりを、カサブランカ様としたいです。
何気に次のデートの約束も、ちゃっかりしてしまいました。(笑)
ちなみに、アイテムのメタモルートは、
素材→カサブランカ様への愛、時間→ずっと、方法→捧げる、だと思われます。（爆）
かなり暴走した駄文で失礼いたしましたm(_ _)m

聖乙女は乙女寮から大聖堂に続く道を歩いていた。
手に大きな箱を抱えているので、自然と歩調はゆっくりだ。
この時間なら、彼は大聖堂の前の小さな公園にいるはずだ。
今までも幾度かそこで会って話すようになり、親しくなった。
彼に会うのはいつも緊張する。
なぜならデザイナーという職業上、
彼ほど審美眼に厳しい人もなかなかいないと思うからだ。
その為に、服装には人一倍気を付けたつもりだ。
やがて夕暮れの木漏れ日の中、彼の青い髪が見えてきた。
ルーさま・・・・
心の中でこっそり呼んでいる愛称を胸の中でつぶやく。
（注意：お笑いのルー○柴を想像しないように）
乙女は小さな深呼吸をすると、やわらかく呼びかけた。
「ルーセントさま」
「あなたも散歩ですか、気持ちのよい夕暮れですね」
トランスルーセントは涼やかな微笑を浮かべた。
でも、その顔に少し疲れが見える。
「お疲れですか？」
「えっ？いえ、そんなことはありません。好きなことをしているのですから」
自分に厳しいルーセントはきっぱりと誇りに満ちた口調で言い切る。
「今度国王陛下主催の仮面舞踏会があるとうかがいました。
だからお忙しいんでしょう？」
「ええ、たくさんのドレスのご注文をいただいております」
それから思い出したように付け加える。
「そういえば、聖乙女様方もご出席されるのですね？」
「はい。王宮の舞踏会なんて楽しみです」
「私も聖乙女様方のドレスを楽しみにしてます。
みなさん斬新ですから私も勉強になります」
ルーセントはどこまでも仕事にまじめだ。
舞踏会といってもドレスのことしか頭にはないらしい。
（もちろん自分が着ることを想像してではない）
「ルーセントさまはご自分の衣装はお決まりになりました？」
「私ですか？あまり考えている時間はありませんね」
ほろ苦い苦笑を浮かべる。
でも、聖乙女は心の中でよ〜し！と拳を振り上げた。
「では、もしお嫌でなかったらこれを着ていただけませんか？」
隠すように持っていた箱を差し出す。
「これを私に？」
「はい。どうぞご覧になってください」
ルーセントは簡易に包装された箱を開ける。
（ほんとは華美にしたかったが、ダイナに環境破壊を持ち込むことはよくないからだ）
「これは・・・異世界の洋服ですか？」
ルーセントはシルクの素材の黒い洋服を広げた。
「はい。燕尾服という男性の正装です。で、こちらがロングマント」
「これは？」
小さな布袋には装飾品だろうか、象牙の牙のようなものが一対あった。
「それは、牙です」
「牙？」
「仮面舞踏会でしょ。
ドラキュラ伯爵には牙は欠かせませんもの」
「ドラキュラ伯爵？」
「はい。私たちの世界ではとても有名な方です（笑）」
聖乙女は無邪気ににっこりと微笑んだ。
「きっと、ルーセント様にお似合いになります。
お気にめしていただけまして？」
聖乙女の世界では男性はみな牙を生やしているのだろうか？
疑問に思ったものの、ルーセントはそれ以上きくことはなぜかためらわれた。
女神の使わされた乙女にしつこく聞くのは失礼にあたると思ったのだ。
「ええ、とても気に入りました。これを着用させていただくつもりです」
「よかった」
聖乙女の頭にドラキュラに仮装したトランスルーセントの姿が浮かぶ。
きっと冴えた冷たい美貌にさぞや似合うことだろう。
いつの間にか夕暮れの残光は消え、あたりには夜の帳がおりていた。
「もうすっかり暗くなりました。寮までお送りしましょう」
ルーセントに促され、聖乙女は思わぬ満天の星空の下での
束の間のデートを楽しんだ。
寮の前で、別れの挨拶を口にしようとしたルーセントがふと目を奪われる。
それは、乙女の洋服の胸に輝く紫のロサのコサージュだった。
（まだダイナにはないけれど、深く考えてはいけません）
「レディ・アメジスト・・・・お好きですか？」
「なんとなく・・・だって、ルーセントさまの瞳の色でしょう」
聖乙女はうつむき加減に恥じらいながらこたえた。
そのとき、ルーセントの顔に普段見られない鮮やかな微笑が浮かぶ。
「では、舞踏会に間に合うように、
あなたのそのコサージュに似合うドレスを贈りしましょう」
「えっ？」
「そのときは、私に一番最初のダンスの栄誉をお与えください」
ルーセントは優雅に一礼すると歩き去る。
後にはその背をいつまでも見送る乙女が残された。

舞踏会の夜、聖乙女とドラキュラ伯爵がダンスを踊ったかどうかは、
また別の夜に語るべき物語である。

それはあと四半時もすれば日付が変わろうかという頃でした。
お友達へのお手紙をしたためようと書き物机に向かった途端、
トントントン
部屋の扉がノックされました。
「誰かが来たみたいだよ。」
お手伝い好きの妖精が、私の耳元で囁きます。
「そうみたいね。ありがとう咲耶姫。」
妖精にお礼を言って、私はドアを開けるために席を立ちました。
扉を開けると、そこには風呂敷包みを抱えたバットさんが立っていました。
「せ、聖乙女　咲良桔梗様。こ、こんな遅くに申し訳ござらぬ。
どうしてもお渡ししたいものがありました故。」
大きな身体を縮めるようにして、
あたりをキョロキョロ気にしていらっしゃる様がおかしくてたまりません。
おそらく左右に並ぶドアから他の聖乙女様が出てこられるのではないかと気にして
いらっしゃるのでしょう。
「いえ、いらしてくださってうれしいですわ。どうぞ、お部屋にお入りくださいませ。」
返ってくる言葉は解っているのですが、私は一応こう申します。
すると案の定バットさんは、
「いえ、とんでもござらぬ。聖なる乙女様のお部屋にお邪魔するなど･･･。」
といつもの台詞をお返しになりました。
「今日はこれをお渡しできればと･･･。
いや、咲良様が明日いらしてくださった時でも良いとは思ったのですが･･･。
しかし思い立ちましたら一刻も早くお顔を拝見したいと･･･。
いやいや、あー、拙者は一体何を申して･･･。」
たちまちお顔を真っ赤にされて、しどろもどろにこうおっしゃると、
「と、とにかくこれを。」
と、手に持った風呂敷包みを私に差し出されました。
「私に？まぁ何かしら。」
お部屋前の廊下にはテーブルも何もありません。
しかたなく私は左腕に風呂敷包みをのせ、
右手だけでその結び目を解きました。
「まぁ、これは･･･。」
そこから出てきたのは一揃いの道着でした。
基本的なデザインは･･･
そう、セッカさんが日頃身につけていらっしゃるものと
そう変わらないでしょうか。
下衣の色は薄紅。上はこれまた薄紅の筒袖の着物の上に、
藍の袖なしの上着を重ねるようになっています。
一見シンプルですが、一緒に揃えられた薄紅の鉢巻や帯には目立たぬよう
布と同じ色の糸で細かな刺繍が施されており、かなり手の込んだものと解ります。
「これは、バット様が？」
「はい。咲良様が先日よりギンガへ修行に通われていると聞き及びまして。」
実はそうなのです。
一月ほど前、王宮にお伺いした際にセルチェさんに乞われ手合わせを致しました
ところ、それがすっかり楽しくなってしまい、以来毎日のようにセルチェさんのところ
に伺っては汗を流しておりました。
が、ついにそれでは飽き足らず、チョウゲンボウ大師に無理をお願いして
特別に通いで修行をさせていただくようになったのです。
大師のお許しをいただけて修行を始めたのが３日前。
確かその夜セルチェさんにお話したはずですから、
バットさんが翌日聞いたとしてもわずか２日でこれを仕上げたことになります。
「ありがとうございます。セルチェさんからお聞きになられましたのね。」
「はい。妹から、咲良様が修行には今のお召し物では少々動きづらいと
おっしゃっていると聞きまして。」
毎日ロビン様のお供でお忙しいのに、
私が困っていると聞いてすぐに動きやすい道着を作ってくださった･･･。
薄紅と藍･･･おそらく私の名前からイメージして布を選んでくださったのでしょう。
そのバットさんの優しさに、私は思わず涙ぐんでしまいました。
「い、いかがなされましたか。咲良様。」
私の突然の涙に、バットさんはおろおろとされています。
「いえ。申し訳ありません。バット様のお気持ちがうれしくて、つい。」
私がそう言うと、バットさんのお顔はまた真っ赤になってしまいました。
「し、しかし拙者少々不思議に思っていたのでござるが、
キンケイにも多くの道場があるにもかかわらず、
何故にギンガで修行をとお考えになられたのでございましょうか？」
真っ赤になった顔を半ば隠すように、
バットさんはあらぬ方向を向きながらこうおっしゃいます。
「それはですね･･･。」
私は浮かんだ涙を袖でぬぐうと、バットさんを見つめてこう申しました。
「愛しいお方のことを少しでも解りたいと思ったからですわ。
こういう気持ちを私が以前いた世界では“乙女心”と申しますのよ。」
バットさんは一瞬大きく見開いた目で私の顔を見つめると、
「せ、拙者そろそろ休まねばなりません。
あ、明日も若のお供をせねばなりませぬ故。
そ、それでは、これにて御免。」
こう言い終わるか終わらないかのうちに、この場から姿を消されてしまいました。
「あーあ、帰っちゃった。聖乙女からここまで言われているのにねぇ。」
私の肩元で、妖精の咲耶姫があきれたようにこう言います。
「こら、咲耶姫。そんな事を言うものじゃありません。」
私はちょっとだけ妖精を叱って見せます。
「ああいう方だから、私は想いを寄せずにはいられないのよ。そうね、でも･･･。」
咲耶姫が「ん？」というような風情で私の顔を覗き込みます。
「手くらい握っちゃえば良かったかしらね？」
くすくす。
咲耶姫がいたずらっこのような顔で笑います。
つられて私も、くすくすくす。
こうして私達は顔を見合わせ笑いながら、部屋の中へ戻ったのでした。

聖アズール研究院わきの池…もといロマンあふれる湖にて。
聖バレンタインデーの日の夕方、聖乙女サクノは授業を終えたラリマー殿下を
ここに呼び寄せた。
「お疲れの中失礼しますラリマー様。これを貰って頂きたいのです。
潜水艦、名づけて　“夢”のウチュウ船　です！！」
「！これはまた…！素晴らしいですね。ありがとうございます。
…しかし本当に頂いても宜しいのでしょうか？」
「もちろんです！…ラリマー様に水中散歩をしてリラックスして頂けたらなあと思って
作ったんですから」
星の観察が大好きなラリマー殿下。できれば空飛ぶ船でも作りたかったのが…
サクノの頭ではまだまだ作れない。空の旅が駄目なら水の旅を〜と思ったのだ。
ふとサクノは後ろをみた。
草葉の陰にいたコランダム教授とフローライトたちがいたからだ。
…案の定彼らはギクッとしたが（教授だけは余計な事を言わないようにフローライト
が口を塞いでいた）、“夢”のウチュウ船作りを手伝ってくれた彼らなので、サクノは
しぶしぶ見なかったことにした。
さて、「試運転」のためラリマー殿下と乗船することになったサクノ。
もちろん“二人乗り”だ。邪魔者はいない。
船の中も絶えず褒めてくれたラリマー殿下に、サクノはとても上機嫌だった。
「この船は、リモコン操作なんです。方向も速さも…おまかせボタンを押すと、
自動で運転したりもするんですよ」
二人を乗せた“夢”のウチュウ船は、池…もといロマンあふれる湖をゆっくりと
波音をたてて走り始めた。順調な走りを見せる船。
目をきらきらさせるラリマー殿下。
そんな彼を嬉しく思う聖乙女サクノ。
とりあえず一周したあと、サクノはいよいよ「水深潜るよボタン」を押すことにした。

ぽち。
…。
………。
…………………。
「…あれ？」
…動かない。
いや、動いてはいるのだが、水中に潜っていかないのだ。
水面の上を軽々と走っている。
「…どうしたのでしょうか。…気のせいかスピードが上っているような…」
ラリマー殿下の困惑した声が聞こえる。
ただでさえ、小さな池…いやいやいやロマンあふれる湖なのだ。
船はさっきからぐるぐる回っている。
二人はしだいに気持ちが悪くなってきた。
“こ、このリモコンを作ったのはあの天災…！”
猛スピードとなった船がついに、湖岸を乗り越え大空へと飛び立った…！！

「教授のおばかあああああああああああああああああああああ！！！！！！！！」
（暗闇）

“サクノさん…サクノさん”
“…ラリマー殿下…？”
ふとサクノは目を開けた。どうやら気絶していたらしい。
「大丈夫ですか、サクノさん」
「はい…大丈夫です。ラリマー様は？」
「お気遣いありがとうございます。大丈夫ですよ。
それよりサクノさん、窓を見てください！！」
「え…？」
ラリマー殿下の嬉しそうな声。
そう、窓一面に星がまたたいていたのだ！
そっと窓の下を見ている。
ちらほらと灯りを伴った家々がみえた。
「空の…上…？」
“夢”のウチュウ船は星空を旅していた。

そのころ地上では――――
「二人とも大丈夫かなあ…」
フローライトが心配そうに“目の前”の船を眺めていた。
「フ…私の発明に失敗の文字はなーい！がーーーはっはっは！！」
教授がばか笑いをしていた――――

流れ星がそっと流れる。
「綺麗な星空ですね、サクノさん…」
「はい。手が届きそう…」
サクノたちはじっと窓を覗く。
――――空飛ぶ船など作れないと思っていた。
けれど、今こうやって二人は星空の中にいる。
帰ったら教授やフローライト君たちにお礼を言おう。でも今だけは――――
サクノはそっと目を閉じた。
“ありがとう”とラリマー殿下がささやいた。

“夢”のウチュウ船。
潜水艦だとサクノは思っているが、
実はコランダム教授がこっそりリモコンを改造していたのであった。
普通の船として走行可能だが、「水深潜るよボタン」を押すとバーチャル空間が現れる。
“星空の仮想空間”だ。
船の動きもまたリアルに動くので、本当の星空を旅しているような気分を味わえる。
――――サクノが空飛ぶ船を作りたいと思っていることを知ったコランダム教授の
ささやかなプレゼントだった。
「まあ、始まるにはぐるぐる回るところからってのが難点だけどね」
は、フローライト談。
「しかし、そろそろ終わるはずなんだが…出てこんな」
教授が首をかしげた。
「ええ？？…何かあったのでしょうか？」
心配なフローライトをよそに、教授はごそごそと何かを取り出した。望遠鏡だ。
「ふむ…これこそまさに“夢”のウチュウ船だな！がーーーーはっはっは！！」
またもや教授がばか笑いをしている。フローライトは教授から望遠鏡を奪い取ると、
そっと船の中を覗いてみた。

まだ星の中を旅しているのだろうか…
船の中では寄りそって眠っている二人の姿があった。

終わり。

ある日の研究所にて。
ぺリドット（以下ペリ）
　「よう、フローライト。コランダム教授の格好、いつもと違わないか？」
フローライト（以下フロ）
　「こないだ聖乙女さまに貰った『白衣』ってのを上に着てるんだよ。
　聖乙女さまの世界じゃ科学者が着るものなんだって」
ペリ「ふーん、聖乙女さまからのプレゼントね〜」
フロ「“これは汚れてもいいものだから、
　実験のときに研究所服の上に着て下さい”って言ってたよ」
アイオライト（以下アイオ）「エプロンみたいなものか」
ラリマー（以下ラリ）「いいですね。教授にとてもお似合いですし」
フロ「教授も気に入ったみたいで、ずっと着てるんだ」
ペリ「うーーーん」
アイオ「どうした？ペリドット」
ペリ「いや、何か…シルエットは普段とそんなに変わらないのに、
　教授がいつもより怪しい…いや、危ない人物に見えるような…」
アイオ・ラリ「「は？」」
フロ「あぁ」
ペリ「小さい刃物とか針とか持たせたらいけない感じがする」
フロ「…俺も何故だかそんな気がしてるんだ…
　なんだか、いつもよりすごく楽しそうなんだよ…」
ペリ「それだ、その笑顔が恐ろしい」
アイオ「（…それはいつものことだと思うけどなー）」
　↑突っ込み役のアイオライト。
あの服は研究所の制服かな〜と思いまして、フツーの白衣をプレゼントしたいです。
（ときめきのカケラもないし、第一本人まったく出てこないじゃん…）

おまけ（＋α）
↓
アイオ「…フローライト。じゃあロボが着てるピンク色のは何だ？」
フロ「あれも聖乙女さまが着せていったんだけど、『なーす服』っていうもので
　白衣とセットになってるんだって」
ペリ「ぷっ！！」
アイオ「そうだったのか…（女物に見えるけど…）」
ラリ「でも、あれは…女物ではないのですか？
　聖乙女さまは間違われたのでしょうか？？」
アイオ「（ラリマー！？俺があえて言わなかったことを！）」
フロ「いや、多分“助手が着るもの”とか言ってたから…
　間違ってるわけじゃないんじゃないかな。
　…俺にもくれたんだけど…（汗）」
ペリ「ぶはっ！！！ぎゃーははははは！！！！！
　フローライト、お前も着てみろよ！！
　せっかく聖乙女さまが贈ってくれたんだからさ！！」
フロ「………皆の分もあるんだけど」
ペリ・アイオ・ラリ「「「え゛？」」」
お粗末さまでした（汗）

今回はオルフェ様視点で書いてみました。
不器用だけど優しいオルフェ様に心を込めて贈ります。

連日の缶詰状態からやっと開放された俺は、
休んでいた宵藍亭へやっと顔を出す事が出来た。
多分凄い顔色をしているのだろう。
だが、今まで休んだ穴埋めは多少無理してでもこなしたい。
そんな俺の気持ちを分かってくれている店主の親父は、一言「無理はすんなよ」と
苦笑し、俺の好きなようにさせてくれている。
店が開店して暫くすると、暇なのだろうかラッドがいつもの如く無駄口をたたきに
現れた。
「お疲れ様だな、オルフェ。売れっ子も大変だな、はっはっは!」
「…黙れ」
「おー、怖っ!　そーいや、お前。あの子から貰ったか?」
ヤツがニヤニヤしながら俺のわき腹を突付く。
「何の事だ?」
「とぼけるなって。お前、今日が何の日か知らねぇのか?!」
怪訝そうな俺の様子にやっと気付いたヤツが、大げさに肩をすくめため息をついた。
「このところの町の様子をみれば分かるだろうが」
「…ここ数日は一歩も家から出てない」
「…悪かった。今日はな、バ…」
「オルフェ様いらっしゃいますか?」
ヤツの台詞を遮る様に、彼女の声が店に響いた。
久しぶりに見る彼女の姿に俺はとっさに口元に手をあてた。
たぶんこの手の下は確実ににやけているだろう。
「…いらっしゃい」
「これ、貰ってくださいませんか?」
少し照れたように彼女が小さな包みを差し出した。いつもくれる物とは違うようだ。
「これは?」
「えっと、チョコレートです」
「…いや、甘いものは苦手なんだが」
多分疲れていたからだろう、感情がストレートに顔に出てしまったらしい。
彼女は俺の顔を見て少し悲しそうに「ごめんなさい」と呟くと、
俺の手から小さな包みを取り返し、店を飛び出して行ってしまった。
後に残された俺は訳が分からず、ポカーンと出て行ったドアを見つめていた。
「ば、馬鹿だろ、お前!!」
傍で成り行きを見守っていたラッドがいきなり立ち上がり、
俺の胸倉をつかみ怒鳴りつけた。
「何の事だ」
その手を軽く振り払い、睨み付ける。今の俺は最高に機嫌が悪い。
イライラと髪を掻き毟ったラッドは店の片隅に置かれたカレンダーを俺の顔に
突きつけた。
「あー、もう、これを見やがれ!!」
「だから何なんだ。…っ?!」
今日の日付にはピンクのハートマークと小さくバレンタインという文字が
書かれていた。
確か先月だっただろうか?　
プリステラ姫がいきなりやってきて「乙女が好きな人に思いを伝えるイベント」だと
長時間力説しながら書いていたのを思い出した(遠い目)
「…クソッ!」
「はやく嬢ちゃんの所に行け。店は俺が代わってやるから」
「悪い」
苦笑するマスターとラッドに頭を下げ、彼女の後を追った。
やっと見つけた彼女は町外れの大きな木の下に座り込み俯いていた。
泣いているのだろうか?
俺はそっと後ろから彼女の様子を覗き込み、そして思わず大声を出してしまった。
「ちょっと待て!」
「きゃっ！」
包みを開き、今まさにその可憐な唇に
チョコレートを運ぼうとしていた腕を捕まえる。
「ソレは俺のだろ?　さっきは悪かった」
彼女の手を持ったまま、チョコレートを俺の口に運ぶ。
ソレはほんのり甘く、優しい味が口の中に溶け広がった。
疲れた体が癒されていく。
「ごめん、悪かった。あー、締め切りが…いや、あの」
「分かってます」
彼女は俺の言いたい事を察してくれたのだろう。
「旨かった、有難う。…ホワイトデーは期待しててくれ(ボソッ)」
「はい、待ってます」
照れ青空を見上げた俺の背中に彼女の優しい笑い声が響いた。
P.S.
暫く帰ってこないオルフェの代わりにラッドは思う存分こき使われていたらしい。

いつもお世話になっている小さい人たちへのプレゼントです。
本当は、チョコのお返しにクッキーをあげたいのです。
できれば期間限定でクッキーをあげる日！があるといいのですが・・・。
「ネタバレ開始？→]ジンジャークッキーが大好きでジェムスで１回だけ？
あげることができるのと
重なってしまうような気がしますから。[←終了]
なので、旅に出たり、配達のお仕事する時の「カバン」か何かを！ということで、
雨が降ったときの「カサ」がいいのではないかと考えてみました。
シチュエーションは、
「あげなくてもいいんじゃない？」
などと冷たく言う妖精さんの助言？を聞き流しプレゼントします。
「大きい○○たち♪、小さい人たちにプレゼントくれるのか？ありがとう♪」と
小さい人たちがわ〜い♪わ〜い♪と喜んで受け取ってくれます。
嬉しさのあまり周囲をかけまわる小さい人たち、
横の木にゴチッとぶつかって倒れます。
（池にバシャッと落ちるかも）
「もう！大丈夫じゃないんじゃないの？いい！失くすんじゃないの、わかった！？」
と妖精さんに冷たく言われます。
「小さい人たち、絶対になくさない！」
と可愛く誓ってくれます。
お返しはなくてもいいのです。
いつもでなくていいのです。
小さい人たちへ、是非ぜひプレゼントしたいです

家に遊びにきたあの人がバックに隠していたのは、二人で遊べるボードゲーム。
何戦か交えた後、決着がつく前に「続きは、また今度」。
動かした駒は、そのままにあの人は家路に着く。
そっとテーブルの上からどかした盤を机に置く。
駒が動かないように気を使いながら。
盤を見るたびに考える。
次はどれをどう動かそうか、あの人はどんな手をうつだろうか。
「次は勝つぞ」と口にして、負けてもいいかと考える。
勝つことより大事なのは、あの人と過ごす時間だから。

彼が秘密のお仕事を終えて、ひっそりと聖乙女寮の窓をたたく。
そこで待っていたのは彼をイメージし、
１７歳である自分も飲めるように作ったカクテルを部屋の中央のテーブルにおいて、
一人頬杖をつきながら夜空を眺めている聖乙女。
窓辺から軽々と入ってきた彼と、２つのストローを１つのカクテルにさして、
顔がくっつきそうになるくらいの距離で、飲むひと時。
言葉も交わさず、飲み終わるまでの時間を楽しんでいる。
夜も遅く、仕事や学校がある二人には会話する時間もないけど、
こんなひと時を過ごすことで、
忙しい時間を難なくクリアし次の逢瀬を待ち望んでいる二人であった。

Xと言う場所
Xの様子がおかしい
誰もいないことを見計らって
乙女様「貴方の望むものがここにあります」
X　　　 「それは何？」
乙女様「受け取ってください、
　　　　　そして今の私の気持ちもありますそして貴方の望むものも…」
X　　　 「私の望むもの…分かるはずがない」
乙女様「私には分かります女神様が与えてくれたアイノカタチ貴方の望むものが
　　　　　夢の世界だとしてもここにあるのはすべて現実なのです。自分を信じて…」　　　　　
X　　　 「自分を信じる…」
乙女様「自分を信じなければ現実を拒絶することになりましょう
　　　　　女神様のことも拒絶なさるつもりですか？」　
X　　　 「…すまない…ありがとう」

こんな感じです。
場所と人物をXにしたのはキャラを一人に絞る事ができなかったからです。
あげるともらうも両方考えたので乙女様とXは逆でも可能…？

なんでもなさそうに、カードを使ってゲームをして、
負けたときにもっと上手になれという風に渡されるんだけど、
一枚だけメッセージが書かれてるみたいな…。
そういうどきっとする気持ちが…。

寒い寒い、ある冬の日。
いつものように、あの人のいる店に向かう。
辿り着く頃には、いつの間にか雪が降り出していた。
丁度、開店の時間。
お客はまだのようで、店内には人影が、一つ。
そっと扉を開けると、控えめな笑顔で迎えてくれる。
「…いらっしゃい。…寒かっただろう。」
雪を乗せた私を見て、その人は短く喉の奥で笑った。
「聖天からの白い便りを…聖乙女が運んで来た、か？」
前髪にふわりと乗っていた雪に、指が伸びてくる。
触れた瞬間、きらきらと光ってた雪の結晶は形を失って…
その人の指に、溶け込んだ。
「…、…さすが、売れっ子絵草子作家さんは、
云うことがロマンティック。なんて書いてあったの？」
照れ隠しにそう云った私に、心底嫌そうな顔をしながら
「さあな、」とそっけない返事をして
厨房に姿を消す。
「…もっと相手してくれたらいいのにー…」
窓に張り付いてくる雪の結晶を眺めながら、
唇を尖らせている私のところに戻って来た
その人の手には、降り積もる白い便りすべてを溶かしてしまうような…
温かなショコラのカップがあった。