2008年9月20日(土曜日)
Story of Shamrock
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シャムロック53期(無月)
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短い休暇をすごし、港町コリアンダーからリンデンに戻ろうとする学生たち。 亡き母の妄執とも言える夢を見たプラタナスは、少しずつ異常を見せていた。弟フロックスの一挙手一投足にいらだちがつのり、ディッフェンバキア邸出発直前のトラブルで遅れてきた弟をきびしく叱責してしまう。 プラタナスの不穏な言動にとまどいながらも、リンデンに帰着した一行。そこへ、出発時の遅刻の原因となったハクサイに付き添われ、フロックスがプラタナスに謝罪に現れる。真実の弁護を、プラタナスに「くだらぬ言い訳」と決めつけられ激怒したハクサイは、興奮して壮絶なくしゃみをする。 突風となったくしゃみに吹き飛ばされ、プラタナスが川に落とした母の形見の絵を追い、ユークレース川の流れに飛び込んだフロックス。弟のおこないに、プラタナスの怒りは、わずかながら静まったように見えたが…
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Story of Shamrock
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シャムロック52期
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短い冬休み。港町コリアンダーには、実家に帰省するジニアとエルダーには、にぎやかな学友たちが同行していた。 なにごとも張り合うジニアとエルダーの両実家は、別々に年越しパーティーを盛大に催そうとする。しかし、招待客に女性がいないと、デッフェンバキア商会では、フロックスが女装させられることに。みんながパーティーを楽しめる妙案はないものか。ジニアに頼まれたモナルダが、カサブランカとディッフェンバキアを説得、『女神の首飾り亭』で両家の合同パーティーを開催することとなった。学生たちは聖乙女をまじえ、楽しいひとときを過ごすのだった。 王宮で女王主催の年越しの宴が催される頃、王都に残ったオーキッドとカモミールが、聖堂の鐘を聴きながら、静かに年を越そうとしていた。 そして、コリアンダーでは、事件が起きる。父カサブランカの目前で、ジニアは突然、気を失って倒れてしまったのだ。ジニアは夢を見た。炎の獅子を名乗る風追いが、友への償いのため、風追い稼業を捨てようとしている夢を。
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Story of Shamrock
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シャムロック51期
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ユグドラシル学院では全校生徒が集められ、紛失した重要書籍が発見されたことが報告された。学生たちを、わが子のように見守り育ててきたマザーワート学院長は、書籍の捜索中、学友に対する誹謗中傷と流言飛語があったことを学生たちに戒めた。 あらためて学院長室に呼び出されたトゥルムは、フェンネルを犯人扱いしたことを詫びるが、心の中のねたみと憎しみは消えることなく、くすぶり続けているようである。 落ち着きを取り戻した学生寮では、プラタナスの誕生会が開かれる。親友ジニアの心づかいに、病弱だった実母のこと、フロックスの生母である義母のこと、とつとつと語るプラタナスの言葉に、ジニアは耳を傾けるのだった。 その頃、コリアンダー総督府には、沈没盗賊船がフーシア沖で発見されたとの報が入る。
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2007年12月12日(水曜日)
Story of Shamrock
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シャムロック50期
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有志学生による重要書籍の捜索は続いていた。フェンネル=本泥棒説はおさまらない。心ないうわさに心痛めたカモミールは意を決し、祖父カルダモン公爵の邸へ向かう。カモミールの問いに、叔父バンブーは、あっさりと書籍持ち出しを認めた。果たして、カルダモン公爵の書斎で発見される重要書籍。同行したオーキッドは、宝石に飾られたひときわ派手な装丁の本に目をとめるが、公爵は学院蔵書のみ持たせ、少年たちを追い出す。かくして、ユグドラシル学院図書室に紛失された本は戻ったのだった。 その頃、コリアンダーでは盗賊団首領が捕らえられ、サンダーソニア女王からコーラル王妃へのスバラシイ贈り物の正体が明かされる。女王の贈答箱の中身は捨て置いてもよいものだったが、盗品売買組織『黒市場』の海図は入手したい。盗賊船の沈没場所の探索が女王より命じられる。
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Story of Shamrock
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シャムロック49期
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図書館で厳重に管理されているはずの重要書籍《変なカバーの本》の1冊がなくなった!!! マザーワート学院長は全校集会を開き、学生たちに協力を呼びかける。「最悪の場合、全員持ち物検査」という言葉に、生徒は騒然。エルダーはあちこちの部屋に乗り込み、大捜索を始める。ところが、手がかりは得られないばかりか、状況は悪い方向へ。トゥルムという本科途中編入生が流した悪いうわさのせいで、フェンネルが本泥棒なのでは?という、新たなうわさが生まれてしまう。番長はフェンネルに事情を問いただすが、フェンネルは心を開こうとしない。 重要書籍が紛失したのは、ライラック司書の里帰り中。オズモンドとプラタナスが図書館の留守を預かっていた頃。オズモンド導師の魔法捜索では、何者かが人知れず学外へ持ち出したらしい。自分を責めるプラタナスを助けたい、心を開こうとしないフェンネルを救いたい。友人有志による学内学外を問わない捜索が始められた。 友の想いが女神に通じ、フェンネルへの疑いが晴れるのはいつ?!
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2007年10月16日(火曜日)
Story of Shamrock
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シャムロック48期
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ついに発表される、チューリップのアンケート結果! だが、暴走する彼の意味深発言に、学友たちは、ただただ困惑するばかり。もちろん見事に白羽の矢が立ったプラタナスにとっても同じこと。チューリップが語る理解不能な“王道”発言を、女神の与えた試練と考えるようにしたようだ。 学院の林では、フロックスがおびえる心を奮い立たせ、最高峰チョモランマ登攀に再挑戦。学院でもっとも高い木の頂上に到達したとき、今まで自分の心を重くしていたものがあとかたもなく消えていくのを感じていた。フロックスは変わった。強くなった弟を見て、プラタナスはダムセルに礼を言う。どこか冷たく見えるプラタナスも、彼なりに弟を心配していたのだ。 一方、コリアンダーではカサブランカ商会の船が謎の漂流者を救出。だが、この男は、船籍を明らかにしないまま、逃走してしまう。カサブランカから情報を得た王配秘書官エリックフラムは、『黒市場』の有力な手がかりと目し、逃走した漂流者捜索を手配する。
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Story of Shamrock
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シャムロック47期
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12月の誕生会の主賓はアルストロメリア。準備に走り回るヒースを無理矢理引き止め、チューリップはなにごとかをほのめかす。学友たちはことごとく失念していたが、チューリップも同じ誕生月だったのだ! もう一人の主賓の存在を、ヒースが思い出したおかげで、チューリップは無事、誕生会の主賓のひとりとして祝われることになった。主役はアルストロメリアに傾きがちなのは否めないが、笑い声の絶えない楽しい誕生会となった。 パーティーの後、ジニアはフェンネルに関する、芳しくない噂を耳にする。 誕生会の朝、フェンネルは失われた荷物を求め、「ケ」のつく病で欠席許可をとり、コリアンダーに向かっていた。しかし、時すでに遅く、荷物は海原へと旅立ったあと。もはや追うすべはないのか? 同じく盗賊を追っていたエリックフラムと共に、フェンネルは落胆し、ただ海を眺めるしか、なすすべはなかった。カレンデュラの海には嵐の気配が色濃く見えていた。
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Story of Shamrock
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シャムロック46期
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フロックスは、ついに最高峰チョモランマへ! 番長弟子入りの条件は、学院内に繁る大木たちを登ること。フロックスは、とうとう最後の試練にいどむ。しかし、最高峰の大木の幹は太く、高く、フロックスは手をすべらせ、落下。密かに見守っていた番長によってすぐ救出されたが、保健室での治療が必要なほどの傷を負い、フロックスの木登り試練は、学院長の知ることとなった。 マザーワートに呼び出されたダムセルは、フロックスの挑戦には意味があると試練の撤回を拒む。マザーワートは番長を信頼していると、試練続行を認めた。学院長の言葉に、ほほを赤らめるダムセル。まだ、ラブラブアイラブユーン茶の効果は残っているようである。 アルストロメリアの誕生会が近づいていた。学生たちは心をこめたプレゼントを準備中。オーキッドと共に訪れたカサブランカ商会の異常なサービスぶりに、カモミールは不審をおぼえる。 一方、中途入学生トゥルムの流した“うわさ”は静かに浸透しつつあった。フェンネルに対する偏見に怒りを覚えるアルストロメリア、しかし、そのとき、突然の頭痛が彼女を襲い、倒れてしまう。 チューリップだけはただただマイペース。女王陛下のお心をなぐさめるためのパートナー探しを聖乙女に相談する。果たして彼の白羽の矢が立ってしまうのは?
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2007年5月12日(土曜日)
Story of Shamrock
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シャムロック45期
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セントラルから戻ったライラックは、試験のため祖母の葬儀に出席できなかったアルストロメリアに形見の品を手渡す。それは、総領娘の印であるペンダント。未熟な自分に託された家宝を手に、アルストロメリアは、厳しくやさしかった祖母の思い出をジニアに語る。 いっぽう、エルダーはテトラに手紙が届いたと大騒ぎ。テトラの父は前衛画家であるエイ画伯。彼が描いて先に送ってきた前衛絵画の解説書が届いたのだった。食堂に飾られた絵画『息子と友人たち』の前で、手紙を読み上げるテトラ。だが、難解な絵と同じく、解説も難解。さすがの秀才たちもそろって首をかしげるのだった。 夜の校庭では、リップがサンダーソニア女王の御ためと称し、女王が愛好する宮廷小説を具現化すべく、肌の手入れにいそしんでいた。おのれの美をかけた野望のため、リップは聖乙女にアンケートを依頼する。
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Story of Shamrock
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シャムロック44期
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王宮でサンダーソニア女王の誕生会がにぎにぎしく催されている頃、ユグドラシルでは、テスト結果が発表されていた。発表掲示板の前で悲喜こもごもの学生たち。成績が振るわなかったアルストロメリアを、ジニアやプラタナスは、それぞれの気遣い方で思いやる。友人たちの励ましに感謝し、アルストロメリアも常どおりの笑顔を返すのだった。 試験が終わってほっとするのもつかの間、エルダーはカンカンに怒った父親ディッフェンバキアに学園じゅうを追い回される。仮病を使って授業をさぼったことがばれたのだ。しかし、休んだ理由を知るや、感激のあまりディッフェンバキアは息子をかきいだき、号泣するのだった。 学園裏の林では、フロックスが、番長弟子入りの条件である木登りに取り組んでいたが、なかなかうまくいかない。そのようすを見かけたオーキッドは、木登りのコツをアドバイスする。
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