★。.::・'゜☆ その始まりは・・・ ☆::・'゜☆

作:める ぷろりあ

「ふぅ。。。」

仕事から帰る

「ご飯どうしよう。。。」
「洗濯しなきゃ。。。」

やる事は尽きない

-とりあえずメールのチェックでも-
とPCを立ち上げる

「!!!!」

・・・・・

「ここは・・・?」

自分に問う

見慣れない場所

でも、心地よい

しばらく・・・その風に身を預ける

「・・・・?」

誰かが声をかける

「降臨されたばかりの方ですか?」

「?・・・私ですか?」

「はい^^」

「降臨って。。。なんでしょう?」

「この世界へ呼ばれて、降り立つことです♪」

「降り立つ。。。私は今、降り立ったのでしょうか?」

「そのようにお見受けいたしますが^^」

「・・・よくわからないのですが。。。」

「ここはダイナスティアの世界。
それも花園と呼ばれる特別な場所。
選ばれた聖乙女だけが入る事を許されているのですよ。」

「聖乙女。。。私はそんな人間じゃない・・・」

「ここに居る事が、あなたにその資格があった証。
ようこそダイナスティアへ♪」

「・・・はぃ・・・・・ありがとうございます。。。」

何が何だかわからない

どうやら現実ではないようだ

聖乙女・・・私には、とてもじゃないが似合わない単語だ

それより―

「あの・・・現実へは、どのようにしたら戻れるのですか?」

「戻る?ここも現実よ♪」

「!?・・・だって私、パソコンの電源を入れただけなのに。。。」

「それは、キッカケでしかないの。
私なんてトイレの明かり付けたら来ちゃったんだから☆」

ひえぇぇ

そんなに明るく言われても、元の世界はどのように―

「でも。。。帰るのは簡単ですよ。
それより、この世界を少し楽しみませんか(^^?」

「か・帰れる。。。どうやって?」

「あせらないで。簡単だから。
とりあえず少しの時間、貴方を私に案内させてもらえないかしら?」

やる事は多いが、少しくらいなら息抜きに―

「・・・はい。では、お願いします。」

そして・・・私の2つの世界での生活が始まった―